「料理は出来立てを食べて欲しい!」
以前そう言っていたことがあった…
でもよく考えたらこれは作る側のエゴでもあると思った。出来立てが一番美味しいのは言うまでもないが、そのタイミングで食べるかどうかは正直食べる側の自由だ。
…という考えを受け入れると、シュフはあることが可能になる。それは料理を「夕食の時間に合わせて作らなくても良くなる」ということだ。
これがどういうことかを今回書いていこうと思う。
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「出来立てでなくても良い」という作る側の新しい考え
料理は出来立てが一番美味しい。これは不変の真理だろう。
だが夕食の時間に出来立てを用意するには、逆算してその時間に調理が完了するように動くことになる。でも終了時間が決まっていると時間に追われる形になる。そしてそれは焦りを生み、余裕をなくし、効率は下がり、成果の質(料理の味)まで下がる。良いことは一つもない。まぁこれは料理に限った話ではないが。
だから「食べる時に出来立てでなくても良い」という風に考えられると、準備をいつしても良いことになる。朝仕事に行く前におかず一つ作り、帰宅後夕食の時間を待たずに自分のペースで残りのおかずを作る。または前日寝る前に作るなんてのも良いだろう。そして時間になったら温め直して出す。
こうすることで時間に追われながら料理をするということがなくなるから、余裕をもって料理を作ることができる。
それに「料理できたよ~」と言って全員が集まるまで時間がかかりイライラするくらいなら、いっそ「好きな時に食べろ」という体で用意するのは悪くはない。というよりむしろ精神的に楽だ。
忙しい時間にわざわざ料理を作っている
料理が何故大変か。それはかなりの時間がかかるからだが、それ以外にも理由がある。その理由は「夕食の準備をする時間とは大体子供がいる」ということだ。
保育園・小学校辺りの子供は、シュフが夕食の準備をし始める時間に帰ってくる。4時~5時くらいだ。低学年だと2時とかもあるが、どちらにせよ夕食の準備をするときに子供がいるというのは変わらない。つまり子供の世話もあって超忙しいということ。
夕食の時間が18時(共働きだともっと遅いこともあるだろうが、やはり何時であろうと子供は必ずいる)だとすると、出来立てにするなら17時辺りから準備を始めるだろうか。だがこの時間帯はシュフにとっては家事が集中し家事の戦国時代だ。洗濯物関係、風呂掃除、子供の宿題、そして何より前述の通り子供の相手で手一杯。
こう考えるとこの時間帯に家事の中で一番ハードな夕食の準備を持ってくるのは、微妙としか言いようがない。少し前までの俺も「出来立て」にこだわるあまりそうだったわけだ…
料理の一番の効率化は「出来立て」を止めること
料理は出来立てに限る。これは間違いないだろう。
だがそのためには食べる直前に作らなくてはならない。そして何よりこれは作る側のことを一切考えていない言い分だ。食べる直前に作るということは、そこの時間を何としても開けておかなくてはならない。
でも人の行動には流れというものがあり、出来る時にやるというのが一番効率が良い。しかしやる時間が決まっているとそこを起点に全ての行動を組まなくてはいけなくなる。これは家事にシュフの行動が強制されているようなものだ。人が「強制されるとやる気をなくす生き物」である以上、これは避けるべき。
1日は24時間あるのに、1番忙しい時にわざわざ1番大変な家事を持ってくる必要はない。そして夕食時に「出来立てを出す」ことに止めれば、1番忙しい時間に料理をするということも回避できる。
つまり料理の一番の効率化は「出来立て」にこだわることを止めることなのである。
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