去年の暮れに風邪をひき、完治するのに2週間以上かかりました。歳を取って体力的に衰えたというのもあるとは思いますが、やはり休んでいられない主フ業に問題があるなと痛感しました。
軽い風邪ならわざわざ医者に行かなくてもよく食べてよく寝れば大抵は治ります。今までの人生においてただの風邪で医者に行ったことは数えるほどしかありません。ではなぜ今回完治に2週間かかったかというと、寝ていることができなかったからです。
主婦・主夫は休んでいられない
掃除洗濯は最悪やらなくても良いですが、料理はそういうわけにはいきません。また自分のご飯なら何とでもなりますが、子どものご飯は流石に用意しなければなりません。我が家の長女は弁当を作れるほど料理ができるようになりましたが、夕食全部を請け負えるほどのスキルは流石にまだありません。ということは体調不良でも俺がやるしかありません。
幸い奥さんがテレワークで家にいて休憩がてら料理を手伝ったりしてくれますが、俺が完全に寝ていられるほど仕事を止められるわけではないので、やはり俺がやらざるを得ないことはどうしても出てきます。
また今が冬休みではなかったら、もっと早く治ったかもしれないのですが…
改善されるべき問題
主フに関して改善するべき問題点は色々とありますが、突出するべき点は何と言っても「体調を崩しても休んでいられない」点です。
漫画だと何だか笑えますが、実際は死にそうなほど辛かった… 特に喉が。
だが風邪ならまだ良いのです。症状にも因りますが、風邪はまだ動けますから。動くと完治まで時間はかかりますが、ちゃんと完治しましたので。でもこれがインフルエンザだったらこうはいきません。インフルエンザは普通休んでなければなりませんが、それでも主フは動かなければならないのです。何故なら他に動ける人がいないから。
幸い今はコロナが再び流行ったことでテレワーク化がまた進むと思うので、もしかしたら今後は楽になる主フも増えるかもしれませんが、かといって働く側が即戦力になるとも限らないので難しいところですね。下手したら働く側の分の家事が増えるだけという主フもいるでしょうし…
代わってくれる同僚がいない
会社のように同僚はいないし、親と同居していれば主フ業の同僚はいるように見えますが、全ての同居親が力になってくれるとも限りません。中には動けないのに平気で家事をすることを要求して来る親もいるようですし…(信じられませんが、フォロワーさん達から聞く限り、本当にいるようです)
環境に恵まれない限り主フは基本的にワンオペで、体調を崩しても手を貸してくれる人はいません。いくら便利な家電があっても、それを起動したりセットしたりする必要があります。そしてそれは基本的に主フがやらねばなりません。
休むにはやはり働く側の協力が必須
実は主夫になってから一度だけインフルエンザになったことがあるのですが、その時は奥さんが仕事を休んでくれたので何とかなりました。この時は奥さんに本当に感謝したものです。
ですが逆に奥さんが専業主婦時代に同じようにインフルエンザに罹ったことがあったのですが、その時の俺にできたのは仕事の合間を縫って何度か自宅に顔を出す程度でした。会社の社風が本当に古く男は仕事!家の事は女に任せておけ!というような会社だったので、妻がインフルエンザだからというような理由では休ませてもらえなかったんですよね。
でも今思えば会社が何と言おうが、クビ覚悟で無理にでも休むべきだったと後悔しています。だってその後クビ覚悟で同僚を庇って、実際に退職しましたから笑
ただ庇うのは同僚ではなく、奥さんを庇って辞めたかったですね。今となってはどうでも良い話ですが…
このように主フが体調を崩した時にきちんと休むには、結局働く側が有休をとるなどして仕事を休んで看病するしかありません。もっともそもそも仕事を休めないという職種・職場環境もあるから難しい部分でもありますね。
社会全体で取り組む問題だけど…
これはもう社会全体で取り組むべき問題なんですけど、主フ業って家の中がメインで外からは見えにくく理解されにくい部分なので、なかなか社会全体でとはなりにくいのが現状なんですよね…
ただベンチャー企業の中には主婦経験者の女性がトップというところもありますし、チップが男でもベンチャー企業はこういう部分が手厚くケアされているところもあります。ちなみに妻(または夫)が体調不良で少しでも看病が必要な場合は、有休を積極的に取って休めという会社を経営している友人がいます。彼は俺と同じく一時期主夫をしていた時期(一年くらいだったかな…?)があり、その辺を理解しているからでしょう。
このように理解のある会社も増えてきていると思います。特にベンチャーは社員を大事にしないと会社が成長しないということをトップが知っていることも多いので、意外とベンチャー企業は福利厚生というか、ケアが充実しているところが多いです。
だからもしかすると今まで全くメスの入らなかった分野(主フ業)に、いよいよメスが入るかもしれません。それを期待しながら明日も家事育児を頑張りたいと思います。
それでは!
フォロー・シェアしてね!
YouTube、note、Instagram、Twitter、LINEスタンプ
★★★★★★★★★★
YouTubeもよろしく!
漫画動画や語り動画を投稿しています。
書籍発売中!
おかげさまで重版しました!
noteで夫婦生活についての相談に答えています
男の意見は貴重ということで結構読まれています。悩んでいる方は覗いてみて下さい。
各種リンク
YouTube、note、Instagram、Twitter、LINEスタンプ