外で働く側には見えない光景
かつてSNSでよく見かけた主婦の愚痴に、「昼間何していたんだ!?」と夫に言われ嫌になる…というものがあった。もっとも最近はそういう愚痴より、理解のない夫に対する超攻撃的な言葉の方がよく見かけるけれど…
まぁこれは仕方のない部分があります。外で働く側には、日中の家のことが全く見えないわけですから。またよく「想像しろ」と言っている人がいますが、それは少なからず理解がある人にしか通用しないでしょう。というか想像できるなら最初から何してたなんて言いませんからね。これは本当に難しい問題です。
子供を見ながら料理を作るのは不可能に近い
そんな外で働く人たちに、これだけは理解してほしいというものがあります。動画で話していますが、それは子供を見ながら料理を作るというのは不可能に近いということです。
やったことがないと子供の相手をしながら料理を作ると言えばなんだか微笑ましいように聞こえますが、実際にやるとそれはもう一瞬で無理だとわかります。子供がロボットのようにじっとしててと言ったら、1時間でも2時間でもじっとしていてくれるなら簡単です。でも大人にすら30分じっとしているのはキツいのに、走り回るのが仕事の子供にできるはずがありません。
つまり子供を見ながら料理を作るというのは、常に子供に視線を向けながらまな板の上で食材を切り続けるということなのです。人間の目は2つありますが、別々の方向を見ることはできないので、子供見ながら料理をするというのはぶっちゃけ無理なのです…
子育てはいたちごっこ
だからこそ主婦は子供の昼寝の時間に料理を作ったり片付けたりするわけですが、昼寝から起きた後の子供は再び走り回るのでまた散らかるわけです。その後も子供の隙を見ながら片付けるわけですが、片付けたそばから散らかしていくので正直片付ける意味はありません。そんな主婦は最終的に、「片付けても片付けても散らかるのなら最後に片付ければいいや…」となるわけです。ちなみにその最後とは子供が寝た後とかになります。夫の帰宅時ではありません。
つまり働く側が帰ってきたときに家の中が散らかっているのは、何も驚くことのない至って普通のことなのです。
人には一つのことしかできない
仕事でもそうだと思いますが、人は基本的に1つのことしかできません。そんな奴は会社では使い物にならんという意見が聞こえてきそうですが、それはあくまで同時進行であって同時着手ではありません。
例えばメールを打つのと企画書を打つ場合、メールを打っているときに同時に企画書を打つ事はできません。メールを打ちながら企画書のことを考えるのはできますが、打ち込むのはメールの後に企画書、もしくは企画書の後にメールであり決して同時ではありません。メールを打ちながら企画書のことを考えるのが可能なのは、あくまで動かす場所が手と頭だからであり、両方手もしくは両方頭になった場合無理となります。
つまり子供を見ながら料理を作るというのは、仕事で言うこれと同じなわけです。基本的に人には1つのことしかできません。子供の相手を見るか、料理を作るしかできないわけです。だから料理を作る方を優先すれば子供を完全に見ることができず、子供を完全に見ることができなければ家は散らかっていくわけです。
もう一度書きますが仕事から帰ってきて家が散らかっているというのは何もおかしい事はなく、いたって普通のことなのです。だから主婦は皆口を揃えて家事育児が大変と言うのですよ。家事だけもしくは育児だけなら、ぶっちゃけそこまで大変ではありません。それをぜひ働く側にはご理解いただきたい。
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