今日もどこかの誰かが「家事を手伝う」発言をして、シュフの誰かから「自分の仕事でもあるのに手伝うって何?」という反応をされていることだろう。
発信を始めてから約3年間、何度も何度も見てきたやりとり。俺自身も記事中に「家事を手伝う」と書いて炎上しかけたことが何回かある。正直面倒くさいので使わないようにしてきたのだが(笑)、今後夫婦で家事育児に取り組むようになるには解決すべき問題でもあると思うので今回書くことにした。
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家事を手伝う発言は炎上しやすい
この「家事を手伝う」という言葉は本当に厄介で、とても簡単に炎上する。言った方には炎上させるつもりはなく、むしろ働く側からすると家事に参加しようとする積極的な発言だ。家事をメインの仕事として請け負うシュフには怒る理由などなく、むしろ喜ぶべき言葉だろう。
では家事を「手伝う」の何がダメなのか、何故炎上するのか、わかっていない人はかなりの数いると思う。だがこれにはきちんとした理由があるのだ。
手伝う発言を許せない理由
・パートナーに怒るケース
これは一言で言えばシュフに「余裕がないから」だ。家事をしつつ育児をし、育児をしつつ家事をする。そんな日々を送っているとちょっとしたことですぐ余裕を失う。そしてパートナーのたまたま言った「手伝うよ」という言葉に過剰に反応してしまう。何故ならシュフが欲しいのは自分と同じくらい家事をする人間だからだ。指示しないと動けない人間ではなく、自分で考え適切な行動をとれる自分の分身を求めているのである。だから手伝うという消極的な姿勢が許せないのだ。
・SNSで炎上するケース
これも結局は自分のパートナーに怒っているのである。自分のパートナーに言っても何も変わらないから、SNS上の「家事を手伝う」発言をした人をパートナーに見立てて攻撃するのだ。要するに八つ当たりであり、攻撃された方はたまったものではない。
でもそれだけパートナーが家事に参加してくれないシュフにとっては、ただの言葉すら聞き流せないほど日々に余裕がないということ。これは是非理解して欲しい。
シュフが求めるのは主体的な行動であり言動である
シュフが求めているのは家事を「手伝う」ことではなく、家事を「する」ことである。もっともこんなのはただの言葉でしかなく、やってることはどちらも同じだ。
だが行動が同じでも自分と同じ姿勢の人を求めているので言動にまで口を出してしまう。というより言動すら聞き逃せないほど、家事というのはシュフから簡単に余裕を奪うのである。働く側にはその点をご理解いただきたい。
※これはかつてブログに掲載した漫画だが、かなり的を射た表現だと俺自身思っている(笑)ので是非読んで欲しい。
言葉一つ許せないほど余裕を失ってはならない
とはいえ手伝う発言すら許せないほど余裕を失っている状態は、人として健全な状態では決してない。そして家事で余裕を失うのは、無理をして家事をしているからだと思う。家事が趣味だと言える人は置いておいて、家事で日々余裕を失っているシュフはまず余裕を取り戻すことから始めなくてはならない。余裕をなくしている限りパートナーがどんなに積極的に家事に参加しても、「もっと」を求め相手を攻撃してしまうだろう。
大体家事なんて片手間でやるべきもので、自分の全てを費やすようなものではない。だから余裕を失い手伝うというただの言葉すら見逃せなくなったら、自分の普段やっている家事を見直した方が良い。
確かにパートナーが大変さを理解したり、家事に参加するのはとても大事なことだ。これからは間違いなく夫婦で家事育児に取り組むのが当たり前の時代になるだろう。でもそうなる前に、まず家事自体を楽にする方が先だ。
「家事をやらないといけない」という固定観念
何より重要なのは「家族が笑顔でいること」であり、そのためにはまずシュフが笑顔でいなければならない。なんだかんだ言って結局はシュフが家族の中心だから、家事に忙殺されてシュフから笑顔が消えるなんてことはあってはならない。
だが自分を主婦、主夫という役割に依存させすぎてはいけないのだ。「何が何でも家事をやらないといけない」という固定観念に囚われてしまうと、あれもしなければこれもしなければと自分を追い込んでしまう。だがそんなのは無理なわけで。毎日「やらなければならないこと」なんてものは本当は一つもない。全て毎日「やった方が良い」というだけだ。
掃除なんて毎日しなくても病気にはならないし、洗濯も毎日しなくても問題ないし全部畳む必要もない。また料理は何も手作りじゃないと栄養が摂取できないわけではない。
このように考えていくと家事は本当にやらなくて良いことばかりだ。
つまりシュフはこうするもの、家事とはこういうものという固定観念が一番の問題であり、「手伝う発言問題」なんていうのは小さな問題でしかない。だからその邪魔な固定観念を取っ払えば余裕を失うこともなくなり、手伝う発言をありのまま受け取れるようになる。
手伝う発言に噛みつく前に、是非家事の見直しをやって欲しい。
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