アンパンマンを知らずに育つ子供はそういないだろう。長女も次女もアンパンマンには大変お世話になった。子供達がアンパンマンを指して「あんぱん!あんぱん!」と言っていたのが懐かしい。
そんなアンパンマンだが、次女はもうアンパンマンとバイキンマンとドキンちゃんしか覚えていない。しかもバイキンマンは辛うじて思い出したが、最初はなんと思い出せなかったのだ。しかし長女は主要キャラはもちろんサブキャラもある程度覚えているので、次女は時間が経って忘れたというわけでもなさそうだ。
では次女は何故主要キャラすら忘れているのか。それは触れた時間が圧倒的に短いからだと思う。
次女がアンパンマンの主要キャラすら覚えてない
長女もYouTubeの視聴歴は長いが、それでも見始めたのは3歳後半くらい。4歳目前だった。だが次女は違う。長女がYouTubeを見るから、自然と次女も早くからYouTubeを見るようになった。アンパンマンをつけておいても、長女のそばに行ってよく一緒にYouTubeを見ていた。次女はまだ2歳くらいだったかもしれない。それくらい早くから次女はYouTubeに触れてきた。
また長女は幼少期からYouTubeを見てきたが、テレビの子供番組も見ていた。だが次女は3歳の中頃からほぼ完全にYouTubeのみだ。おかげでアンパンマンに触れた時間は、長女の1/5とかだと思う…そりゃあ大して覚えていないのも無理はない。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
テレビとYouTube
YouTubeの登場は人々の視聴行動を変えた。
テレビはいつ何を放送されるかが事前に決められているし、再度見るには録画しておかなくてはならない。またつまらないからと他のチャンネルに変えても、全てつまらなかったらテレビを消すしか選択肢がなかった。
事前に録画した番組を見る問選択肢もあるが、それでも選択肢はやはり少ない。
でもYouTubeは違う。
まずいつ何が放送されるかが決まっていない。当たり前だ、テレビみたいに放送局がないのだから。
そして録画しておかなくても、今現在YouTubeに投稿されている動画の中から好きな動画を見ることが出来る。選択肢は無限にあると言っても過言ではない。
また見始めた動画がもしつまらなかったら、別の動画に即変えれば良い。それもつまらなかったら次の動画へ。次々に移ることが簡単に出来る。
テレビもYouTubeも今あるものから選んで視聴するという点は変わらないが、その選択肢の数は比べ物にならない。ニュースなど正確性、速報性の求められるものはテレビの方が強いかもしれないが、TwitterなどのSNSがあるためわざわざテレビでニュースを見なければいけないということもない。ドラマやアニメもテレビに軍配が上がるが、これもAmazonプライムビデオやNetflixがあるため絶対にテレビで見ないと…というわわけでもない。
YouTubeの登場は人とテレビの関係を劇的に変えたのだ。
子供番組がYouTubeに変わった
長女の時散々お世話になった「おかあさんと一緒」という番組があるが、なんと次女はほとんど見たことがない。おかあさんと一緒を見るような年齢層もYouTubeはカバーしてくるのだ。まぁYouTubeというより、YouTuberと言った方が正しいかな。とにかく子供の興味をひくのが上手いのである。
次女がもっと幼いころに気に入っていたのはおもちゃで遊ぶ動画。もっともこれは今も見ている。見るおもちゃが変わっただけで、人が遊ぶのを見るという部分は変わっていない。テレビでは延々とおもちゃで遊ぶような番組はないからね。
そして気に入ったおもちゃがあると俺に買ってと言って来る。テレビよりもYouTubeの方がターゲティングがピンポイントだ。これでは企業はテレビよりYouTuberに広告費払うと思うだろう。
こうして次女はテレビの子供番組を軒並みスルーして、おかあさんと一緒もアンパンマンもほとんど見ずにYouTubeだけを見て育った。
強コンテンツも廃れる時代
それにしても次女がバイキンマンすら思い出すのに苦労したのには本当に驚いた。アンパンマンなんて誰もが知っているコンテンツだ。知らない人を探す方が難しいだろう。…10年前なら。だがこれから生まれてくる子供はアンパンマンを知らずに育つ子供もきっとどんどん増えるだろう。
また何十年もトップにテレビが君臨しテレビを見ない人はいないという時代が長く続いたが、YouTubeが登場したらテレビを見ない人はあっという間に増えた。まぁまだテレビの影響力はデカいし、なんだかんだ言って災害時には真っ先にテレビをつけたりもするけど、テレビという強コンテンツは一強ではない時代になりつつある。
そんなテレビという強コンテンツを喰った新たな強コンテンツのYouTubeだけど、数年後には別の何かの登場で一気に廃れる可能性だってある。
今は価値観の変化も流行り廃れも移り変わりがとんでもなく速い。ついていくのが本当に大変だ。これからの時代のコンテンツには「絶対に安泰」は存在しないし、自分自身も柔軟に変化を楽しんでいきたいと思うのであった。
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