以前に下記のような記事を書いたんですけど、日々届く反応に「助けを求めても生返事をするだけで動かない」というようなものが結構あります。今回はこれについて書こうと思います。
夫婦間の信頼関係は何より大事
人が人を助ける時に必要なのは、信頼関係がきちんと構築されているかどうかだと俺は思うのです。だから夫婦間で信頼関係が壊れていると助けてと言われたくらいじゃ互いに動きません。周りにもそういう夫婦が少なからずいます。
ですが見知らぬ人に助けて下さいと言えば、助けてくれる人は意外と多いと思います。日本もまだまだ捨てたもんじゃありません。とはいえ見知らぬ人なので、そこには信頼関係などあるはずもありません。本当に不思議ですが、これは何も知らない相手だからこそ、助ける時に働くのは「良心」のみだからなのだと思います。困っている人がいる!助けないと!という感じで。損得とかもあまり考慮しない。
でも夫婦間では残念ながらそうはなりません。
助けてと言われた時に「面倒くさい」と思って動かないとか、どうせ大して困ってもいないんだろとか考えて動かない。何故なら既に相手のことをよく知っているからです。とはいえ知っているだけなら学生時代の同級生も同じ。でも同級生同士はやはり助けてと言われれば助けていたと思います。
では何故夫婦間では「良心」が働かないのか。
これは夫婦とは「特別な関係」だからであると俺は考えます。婚姻届けを出して「夫婦」と認められ家族となるわけですが、これはどんな関係よりも相手と深く繋がります。まさに運命共同体で、もっと言えば自分の半身とさえ錯覚してしまう。そんな関係だからこそ良心が働かない。
ですがお互いに助け合う夫婦はたくさんいます。
そういう人達はどうして助け合えるのか。それは夫婦間に「信頼」があるからです。信頼関係がきちんと構築された夫婦はお互いに尊重し合いお互いに助け合うことができるでしょう。加えて本人達の性格が良いと良心も加わってきます。(うちの場合はお互いのやっていることがどれだけ大変かを知っているという状態も加わります。むしろこれが要素としては一番大きいかもしれません)
しかし信頼関係が破綻し始めると「特別な関係」である夫婦だからこそ、お互いを尊重できず助け合うことも出来なくなり始めます。こうなると関係が改善されるような何かが起きない限り、信頼関係が完全に破綻するまで止まることはないでしょう。夫婦という特別な関係が逆に足を引っ張っているわけです。
普通は信頼関係が破綻し始めたら離れられますが、夫婦はなかなかそう簡単にはいきません。仕事などの周りの人との関係・夫婦を取り巻く環境・子供の存在など、色んなしがらみで離れられず関係が破綻しているのに関係を続けている夫婦は想像以上にいることでしょう。俺の両親も半分こんな感じです。
信頼は築くのも修正も大変だが、壊れる時は一瞬
信頼って築くのは本当に大変です。特に一度壊れた状態から再び信頼を構築するのは至難の業です。長い時間がかかります。
ですが壊れる時は本当に一瞬です。何故ならそれまで積もり積もった鬱憤が何かの拍子に爆発するからです。逆に言えば完全に壊れる前なら修正はそこまで大変ではないということですが…それが出来るならそもそもそんな事態にはなっていないでしょう。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
結婚した時の関係を保つのは本当に大変
結婚した当時の関係をいつまでも維持出来たら夫婦には大した問題など起きないでしょう。
でも夫婦には子供やときには仕事など自分や相手より優先する存在が増えたり、やることがどんどん増えたり、仕事で昇進して責任が重くなったりと、夫婦は変わらずとも周りの環境が目まぐるしく変わっていきます。この状況では結婚当初の関係を維持するのはかなり難易度が高いです。
またずっと一緒にいることで親子とはまた違った「慣れ」も出てきます。これが原因で言いたいことを「ちょっと」という言葉に集約して伝え、結果相手にはほとんど伝わらず、当然自分の求めた結果も得られず相手に対する不満は高まっていく。それが今俺に毎日届いている不満などの相談の原因です。
人間は1言って10まで伝えるなんてのは無理な生き物ですからね、端折ってはダメなんですよ。特に信頼関係が破綻しかけているような関係では一番やってはいけないことです。
夫婦はとにかく会話してお互いのことを理解し、信頼関係を築いてお互いに尊重し合えるようにならなければなりません。結婚した当初のお互いを思いやれる関係など、何もしなければ半年かそこらで崩れます。場合によってはもっと早くに崩れることもあるでしょう。何故なら夫婦は元々他人同士だからです。
だから夫婦は、夫婦だからこそ信頼関係を築く努力をしなければならないのです。それを夫婦だからと怠るから、相手の良いところより悪いところの方が百倍言えるなんて最悪な関係になってしまうのです。
相手に不満があるのなら距離を置かず敢えて相手に近づき、思っていることを端折らず素直に伝えなければなりません。それが出来るなら関係などいくらでも修復できます。
「夫婦だから」こそ、信頼構築が何よりも大事なのです。そして思っていることは包み隠さず伝えなければならないのです。何故なら言葉にして言わなければ、一生伝わることなどないからです。
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