主夫の日々

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子供が産まれて初めて気づいた傘の横持ちの危険さ。子供の視線の高さに傘の先端がいくつも並んでいる恐怖。

 

長女が産まれて少し経ち、きちんと歩けるようになって初めて電車に乗った時のことを今でも思い出す。

あれから約10年。未だに傘を横持ちにする人を見かける。

そしてついこの間も傘関係の事故があった。傘は便利な道具だが、構造上凶器にもなり得ることを今一度再認識しなくてはならない。

 

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※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより

 

子供が産まれて初めて気づいた傘の横持ちの危険さ

その日は曇り空で今にも雨が降りそうな天気だった。道行く人の半分は傘を持ち歩いている中、長女を連れてホームで電車を待っていた。そこで俺は初めて傘がむき出しの凶器に見えた。

よく話題にもなる「傘の横持ちの危険さ」だ。

長女を連れて歩くことで、視線を長女に合わせ注意を払う。だから傘の横持ちが危険だと本当に意味で気付けた。

 

視線の高さに凶器が並ぶ光景

成人男性である自分の視線の高さに傘が横向きで並ぶことなどない。3メートルの人間など存在しないからだ。だが長女を連れて歩くことで注意を払う視線の高さは高さ1メートルほどになる。そうすると傘の先端がまさに子供の顔付近を向いているのだ。

危険極まりない。

まるで包丁があちこちで自分の方を向いているようにすら錯覚した。それまでも傘の横持ちが危険だと聞いていたし自分はしないようにしていたけど、こんなにも危ないのだとは正直思いもしなかった。

 

傘の先端の先に何があるか把握していない恐怖

特に問題なのが傘の先端が持ち主の後方を向いているということだ。(前後逆に持つ人もたまに見かけるが、危険なことに変わりはない。)

つまり先端部分の先に何があるかを全く把握できない。把握できないならまだ良いだろうが、正直意識すら向いていないのが現状だろう。もしその状態で急いでいたら、後ろに気を遣わずに振り向いたりする。その結果自分の後ろに子供、しかも傘の先端の高さが視界くらいの背格好の子供がいたら…なんて考えたくもない。

「もし」が起きてからでは遅いのである。

 

カバンのように腕から下げて欲しい

傘の横持ちは危険だからと傘を持つなとはさすがに言えない。だからお願いしたいのは、傘を持つときはどうか、手からぶら下げるとか杖のように持つとか危険のないように縦に持っていただきたい。

これは子供だけが危険というわけではない。大人でも傘の先端が勢いよく足・腰・お腹辺りに刺されば痛いし、場合によっては痛いだけでは済まない。そういう事故も実際起きている。

だから傘を持つときは、是非横持ち以外の「危険のない持ち方」で持ち歩いて欲しい。

もう一度言う。起きてからでは遅いのだ…

 

 

 

 

 

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