日々俺のTwitterのアカウントには家事育児の相談や呟きが寄せられます。
ということで今後は夫婦間の家事育児問題に対して解決策を提示しいこうと思いますが、そうなると今までのシュフ側に寄った立場だけではなく、中立的な立場からの発信になります。その点をご理解下さい。
さて今回は「ちょっとやっておいて」と家事を頼んだら本当にちょっとしか(言われたことしか)やらず、喧嘩になったという意見についてです。これは「ちょっとやって」という言葉に対する夫婦のそれぞれの認識が違うからだと思うのですが、詳しく書いていきたいと思います。
「ちょっとやって」の夫婦それぞれの認識の違い
以前質問に回答する形で少し触れたんですけど、家事育児をメインでやる方とそうでない方で「ちょっとやって」の認識にはどうしても差が出ます。
会社で言えば新人教育をする場面で同じような状況になることがあると思います。「そんなこともわからないの?」「常識でしょ?」といった類の言葉を言った・言われたという人はバイト・フルタイム問わず決して少なくないと思います。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
家事育児も仕事と同じ
自分が普段やっていたり難なく出来ることをできない人に教える時、大抵の人は気を付けないと自分を基準に考えがちです。自分はできる、だから相手も出来るはずと。
でもそんなのはあり得ません。何故なら相手は何もわからないのですから。そこに子供とか大人とか社会人だからとかは関係ありません。
つまりいくら普段からシュフが家事育児をする光景を見ていようが、実際にやってスキルを磨くまではシュフの求めるレベルの認識にならないのはもう仕方のないことなのです。かといってシュフの求めるレベルまでスキルを磨いていたら仕事をすることができません。
またシュフから頼まれた時だけやる人の認識と、シュフの認識なんて天地の差があって当然でしょう。
(頼まれた時だけやるんじゃだめだとか、シュフは最初から完璧を求められるという意見に対しては、今まで散々触れてきたのでもう積極的には触れません。)
夫婦で認識を擦り合わせることの重要性
シュフの「ちょっとやって」と、普段やらない・手伝う側の「ちょっとやって」は残念ながら全く違います。
例えばシュフの「ちょっと子供を見ていて」は、子供の遊び相手をしたり、本の読み聞かせをして「きちんと相手をしていて」という意味であることが多いです。
一方普段やらない側が「ちょっと子供見ていて」と言われれば、文字通り自分が子供の近くにいれば良いくらいの認識です。また普段手伝っている側も認識としては、自分のことをしつつ子供を常に視界に入れて怪我しないように気を付ければ良いくらいでしょう。
何故なら普段からやっている側とやっていない側では、そもそも「ちょっと」に含まれる意味にどうしてもに差が出るからです。自分の仕事だと思ってやっている側とそうでない側というべきかもしれません。
(俺は夫婦は共に家事育児を自分の仕事と思ってやるべきだとは思っていますが、でもいきなりそれを相手に求めるのは無理があるとも思っています。)
だからこそそれぞれの認識をすり合わせる必要があるのです。要はシュフ側は自分がどのくらい求めているのかをきちんと伝えなければならないということです。そこを端折って「ちょっとやって」と言うから差異が出て衝突するのです。
事細かく言う必要はないですが、前述の例で言えばもし自分の望み通りの面倒を見て欲しいのなら「子供と遊んでいて」くらいは言うべきでしょう。「ちょっと」と軽く言っておきながらちょっとでは伝わらない域まで求めれば、それは当然衝突するでしょう。
相手の認識と自分の認識は違うと理解してからが始まり
夫婦は互いに家事育児に対する姿勢や認識が自分と相手で違うことを理解することから始めなければなりません。というかそこをきちんと理解することが、円満な夫婦生活への第一歩でしょう。夫婦とはいえ別々の家庭で育った他人同士、考えが完全に一致することなどほぼないのですから。
我が家は両者が専業シュフ経験者ですが、それでも両者の家事育児への姿勢・認識には色々な部分で差が出ます。俺の方が慎重なところもあれば、奥さんの方が慎重な部分もあったり…という感じです。でも逐一それで衝突しないのは、互いに「そういうもの」と思っているからです。
ということで今回の内容をまとめると以前書いたように、相手に過度に期待してはいけないということです。ちょっとと言っても人それぞれだし、すれ違いによる無駄な喧嘩を防ぐためにはきちんと言語化した上での意思疎通がやはり大切になって来るのだと思います。
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