近頃次女がますます自由奔放になっている。手を焼くが、可愛くもある。
そんな中次女が小学校に上がってから初の授業参観に行って来た。今回はその時感じた事について書こうと思う。
子供の頃は誰もが持っている力
次女はきちんと先生の話を聞いているだろうか…
そんなことを考えながら次女の授業参観に行った。そんな俺の不安を吹き飛ばすように次女は授業にきちんと参加していた。意外である。
この日の授業参観は別の教室での授業だったが、自分の教室に必要な筆記用具を忘れてきた次女は隣の友達に貸して!と言っていた。隣の子も良いよ!と次女に快諾してくれて、微笑ましい光景だった。
ここで俺はふと思った。子供は「臆せず協力を求める力」と「迷わず協力できる力」を誰もが持っていて凄いなと。
そして同時に、この中の何人がそのままその力を残したまま大人になるのだろうとも思った。何故なら大人になるにつれて、この「臆せず協力を求める力」と「迷わず協力できる力」は徐々に失われていくからだ。
理不尽な我慢によって徐々に失っていく
「臆せず」協力を求める力と「迷わず」協力できる力は、子供の時には誰もが持っている力だ。だが大人になるにつれてこの2つの力は徐々に失われていく。特に「迷わず協力できる力」はかなりの数の人が大人になるにつれて失ってしまう。
何故か。それは大人になるにつれて理不尽な我慢を強いられるようになるからだ。そして人からの助けに躊躇なく応ることが難しくなる。「自分はこんなにも我慢しているのに」と。
子供が小さい時は親に守られているので、親子特有のもの意外理不尽な我慢には晒されない。だから「自分は我慢しているのに」なんて発想にはならない。だが大人になると理不尽な我慢には必ず直面するから、人から助力を求められたときに「迷い」が生じるようになる。
そして我慢をすればするほど人からの助けに拒否反応を起こすようになり、所謂「自分以外の誰かが楽になることを許せない人」になってしまうのだ。
「臆せず協力を求める力」と「迷わず協力できる力」の重要性
この「臆せず協力を求める力」と「迷わず協力できる力」は、実はとても重要な力だ。
例えば家庭でいえば家事育児が大変でパートナーに手伝ってと言って、言われた方は即手伝う。これができれば夫婦は間違いなく円満な関係を維持できるはずだ。
また会社でいえば同僚に仕事が終わらなくて大変だから手伝ってくれない?と言って、言われた方は自分の仕事に影響が出ない範囲で手伝う。これにより同僚同士の関係は良好になり、成果を上げられる率も当然増えるだろう。また部(課)内の雰囲気も総じて良くなるだろう。
これができない家庭は喧嘩が絶えない状態が続き、最悪離婚になる。また会社では雰囲気が悪くなり、当然成果も上がりにくいから上からはガミガミ言われ居心地は最悪になる。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
この力があれば必ず成功するというような魔法みたいな力では決してない。だが成功する人にはこの力が大体ある。
知らないことを恥ずかしがらずに聞くこともこの「臆せず協力を求める力」だが、これができる人はどんどん知識を増やしていく。なんでも検索できる時代とはいえ、調べたことをきちんと理解するには時間がかかる。だが人に聞けばそこまで時間はかからない。場合によっては一発で理解できたりする。
また迷わず助ける力も重要だ。人助けは必ず自分に返って来るという言葉があるが、あれは本当で誰かを助けたことが回り回って自分を助けるなんてのはよくある話。しかしそれを見越して助けるようでは意味が無い。それは「迷わず」ではないし、助けられた方は意外とその辺に気付く。
結局世の中というのは、臆せず助けを求められる人と迷わず助ける人が支えているのである。それを理解しながら子育てに取り組みたいものだ。
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