子供の面倒を見ていたらシュフから怒られた経験がある人はいないだろうか。
サラリーマン時代の自分はよくあった。
抱っこをすればその抱き方は危ない!とか、ちょっと体を使った遊びをすると落とさないでね!とか。
奥さんは心配性だなあなんて呑気に思っていたが、その考えはシュフになって変わった。要するに、普段から子供の相手をしている人とそうでない人では育児に対する危険基準が違ってくるのである。
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夫婦の育児に対する危険基準の格差
常に子供の相手をしていると、世界の解像度が上がるというか、今までと景色が違って見えてくる。
何でもないと思っていたところが凄く危険に思えたり、怪我をしそうなところには近づかないようになったり。危険を察知する能力が格段に上がるのだ。
危険だときちんと認識できるか?
例えば小さいブロックなどが転がって落ちていた場合。
大人と小学生くらいの子供だけの家庭なら「ちゃんと片付けなさい!」「踏んだら痛いでしょ」と言うくらい、「後で片づければ良いか」となる場合もあるだろう。
しかしハイハイをする赤ちゃんがいれば話は別だ。ブロックを掴んで飲み込んでしまったら一大事だから、床に落ちているブロックの危険度は赤ちゃんがいない時に比べ一気に跳ね上がる。
この危険な物・ことを正しく危険と認識できるかどうかが育児のカギだ。
低い位置にある炊飯器や電気ケトル。片付け忘れのクレヨン。柵の下がったままのベビーベッド……
大人や少し大きい子供なら何ともないものの、その先に起こることまで想像して危険と判断できるか。
シュフはこの能力が必然的に高くなるし、この基準が低い人に対して子供を預けることは恐ろしくてできないのである。
母親は危険だとわかっているから怒るのである
育児で母親がすぐ怒る、もしくは子供を見ると母親から怒られるというのは父親の行動が危険だと熟知しているからである。誰だって好きで怒りたくはないが、熟知している母親が言わなければ父親はやめないわけで。やめない以上危険な状態は続き、いつかその時が来てしまうかもしれないから言わざるを得ない。
母親・主婦を感情的だなんだと言う前に、父親は自分がいかに育児に対して無知なのかを知るべきだ。子供は本当に簡単に命を落とすのである。それも一瞬の油断で。育児をメインにしている側はそれがよくわかっている。
だから何度も言い、言い続けているうちに感情的に言うようになってしまうのである。シュフが感情的なのではなく、理解しない側が感情的にしているのである。
俺もシュフになり危険を察知しているから、奥さんがもし危険な行動をしたら間違いなく言うだろう。もっとも奥さんは専業主婦経験者だから俺よりも問題はないけれど…笑
親は男女関係なく感情的になるのだ
家事育児関係は立場が入れ替われば、そっくり反応も入れ替わる。世間の母親に対する認識は、全て家事育児をメインにする親への認識なのだ。だから母親と父親の立場が入れ替われば、パートナーの育児に対して怒るのは父親の方になる。
母親は感情的だと父親や子供はよく言うが、それは母親という立場が感情的にさせているのであり、本質ではない。母親を感情的にさせたくないのであれば、母親が感情的にならなくて済むくらい父親が家事育児に参加すれば良い。
育児はそれだけ大変ということ。ただそれだけなのである。
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