「家事育児は大変だから手抜きをしたって良い」
こう発信すると決まって来る反応が2つある。
1つ目は「楽なんだからこれ以上楽してどうするんだ?」というもの。
これは明らかにシュフ業に従事したこともないのに、そう断言できる視野の狭さが凄い。
そしてこちらが本題の2つ目「手抜きと言うと反感を買うから、効率化などに言い方を替えた方が良いと思う」というもの。
これもよく来るんですが、手抜きを手抜きと言うのは当然でしょう。だって効率化と手抜きは別物なんですから。
効率化に言い方を替えてはと主張する人は、以前書いた「簡単な料理」の記事と同じで責められないように予防線を張っては?ということなのでしょうが、予防線なんて張る必要はありません。
むしろ予防線を張って表現を柔らかくするから、何百年経っても無理解な人に届かないし、何万年経っても社会の構図「シュフ=楽」が変わらないのです。
シュフが手抜き=悪ではない
俺を含めシュフが手抜きをすると言うと必ずいい顔をしない人がいる。
それは「家事育児=楽」という世間の誤った認識に踊らされている人達が、楽なのにさらに楽をするのか!?と反応してくるからだ。
また俺達は仕事で毎日大変なのに!というのも含まれているのだろう。
だから大抵のシュフは「手抜き」とは言わず、「効率化」という言葉を使う。
何故なら効率化は努力の末に出来ることであり、効率化だと責められないからだ。
「頑張って効率化したから、家事が少しは楽になった」
こう言えば確かに責められることはないだろう。
だがこういう風に言ってしまうと「家事が大変」という重大な事実がすっぽり抜け落ちてしまうし、効率化をするには工夫をしたり時短のための努力をしたりと頑張らないといけない。
すると本来効率化のために購入する食洗機やホットクックが、頑張る過程が全くなくなってしまうように見えることから「単なる手抜き」と認識され購入を反対される。
手抜きをするな、もっと工夫して効率化して時間を捻出すれば良いだろう、と。
今やっている家事をシュフが何の努力もなしに「しなくても良い状態」にするというのは、効率化ではなく手抜きであるから「悪」と判断される。
このあたりが便利家電を買いたいのに反対されて買えないという状況に繋がっていると思う。
だからシュフの手抜きは悪などではなく、むしろシュフの手抜きを許さない社会こそが悪なのだと人々に認識を改めてもらう必要があるのだ。
でなければ苦労しているシュフは、いつまで経ってもその苦労から抜け出せない。
シュフの手抜きを許さない社会こそが悪
何故育児ノイローゼなんて言葉・症状があるのだろうと思ったことはないだろうか?
答えは「育児がこの上なく大変」だからだ。
そしてそれほど大変な育児とセットの家事が仮に楽だったとしても、育児が大変であれば少しでも家事を手抜きするのは至極当然のことではないのか。
(たとえ育児が無かったとしても家事は簡単であるに越したことはないし、時間は短く終わるに越したことはないだろう。仕事と一緒だ。)
それでもシュフが手抜きをすることが悪だと言うのなら、それは他人の時間をタダだと思う危険な考え方である。
シュフは替えの利く歯車じゃない。
家事育児に一切の手抜きを許さない社会のままで、これ以上日本が豊かになる未来なんて見えない。
自分の子供達が大人になった時のためにも、楽になることが悪なんて考えは積極的に捨てていくべきだろう。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
今無理解な人達は「シュフ=楽」でも良いかもしれない。自分に害はないのだから。
でも実際に家事育児をするのはシュフだし、子供達が大人になった時に子供達自身も困る。
結局無理解でいるということは、自分のことしか考えていない我儘な生き方だということだ。
それなのに「無理解=悪」とならないのが不思議でならない。
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