家事をするから褒めて、という夫側のツイートが炎上していた。
この手の発言は可燃性が高い。約三年間発信してきてこの手の発言が炎上するのを何度も見てきた。
そして自分も似たことを言って炎上した経験があるので全く他人事とは思えない。
多分この発言が何故非難を浴びるかの根本的な原因を、シュフなら大体の人が理解できて、逆に働く側で理解できる人は少ないだろう。
褒めるなんて簡単でしょ?褒めただけで家事を手伝うようになるならさっさと褒めて、夫を動かせば良いと思う人も多いのではないか。
そうではないということを今回解説したいと思う。
家事をする時の原動力の違い
人が何かをする時には原動力が必要だ。
やらなければならないというだけでは長くは続けられない。
それはシュフが家事をする時も働く側が家事をする時も同じだが、一方で決定的に違う部分もある。
シュフの原動力
シュフが家事をするのは何故か。
しないと終わらないから?それが仕事だから?
いや違う。シュフが家事をするのは、人が不自由なく生活するために必ずしなければならないことだからである。
これがシュフが家事をする時の原動力だ。
それを担うのがたまたまメインの役割になっているに過ぎないが、役割である以上しなければならない。
つまりやらなければならないという理由だけでシュフは家事をしていることになる。
だから家事は面倒なのである。
家事には明確な報酬は発生しないし、誰がやっても良い作業だ。
それを「やらなければならない」という理由だけで日々やり続けるのは本来ならおかしいことなのだ。
働く側の原動力
一方働く側が家事をする時の原動力はシュフとは全く違う。
まず働く側のメインの役割は「収入を得て家計を支える」ことだ。
つまりシュフと同じで、人が不自由なく生活するためにしなければならないことを働く側もしていることになる。
そして働く側の役割が果たされている以上、やらなければならないことはやっているというスタンスになりやすいため、褒められでもしないと家事をする気にならない。
働く側はそもそもやる気がないことが多く、家事をする時「褒められたい」という部分が原動力になっているのだ。
役割から来る原動力の違い
仕事をしていると褒めて褒められというのは日常茶飯事だし、それが仕事を続ける上で原動力の一つとなっている。
部下のスモールステップや相手の良い部分を見つけ褒めるのは仕事に置き換えてみれば非常に効果的なことはよくわかるだろう。
しかし家事育児は毎日やっても誰からも褒められないことも多く、その状態のシュフと、日頃から承認欲求に満たされていてさらに「褒めて」と軽く要求してくる働く側には深い溝がある。
何度も書いているが、家事は夫婦の仕事である。
メインで担っているのがシュフというだけで、家事は夫婦の仕事でもあることに違いはない。
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褒められたいならまず相手を褒めろ
まぁ色々とズラズラ書いてきたけど、結局言いたいことはただ一つ!
褒められたいのなら、まず日常的にシュフを褒めるということ。
褒めるというか、感謝の気持ちを表しているだろうか?
自分の方は「されて当たり前」になっていないだろうか?
仕事と違いシュフはパートナーから感謝されなければ誰からも感謝されない非常に孤独な職業である。
毎日やっても褒められない主婦と、先手で褒めることを要求する夫。
文字にするといかにおかしいかがわかるだろう。
家事は本来夫婦の、というかそれぞれの仕事である。シュフがやって当たり前なら、働く側がやるのも当たり前。
働く側が家事を面倒に思うなら、シュフも面倒に思って当たり前。
褒めて欲しい気持ちもわかるが、普段そんなに面倒な家事を担当しているシュフに対して感謝をすることから始めてみてはどうか。
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