今から約3年前、俺はサラリーマンから専業主夫になった。
その頃の長女は6歳で小学校へ上がる時期、次女は2歳で夜泣きは続いていたものの離乳食もオムツもクリアしていて、こちらも一番大変な時期は終わっていた。
ある意味楽な状態でのバトンタッチであったのだ。
だから離乳食中の大変さ、オムツがまだ外れない時の大変さは本当の意味では俺にはわからない。今でこんなに大変なんだから、意思疎通が難しい赤ちゃん期は想像を絶する大変さなんだろうなと想像することしか出来ない。
乳児期の赤ちゃんのお世話と介護
自分にとっては乳児期の大変さは想像するしかないのだが、先日何気なく介護のニュースを見ながら奥さんとした会話でその大変さの片鱗を見ることが出来たのでここに書いていく。
奥さんにはとても仲の良い介護職の友人がいる。長女が0歳や1歳の頃は特によく食事に行っては話をしていたようだ。友人は介護の仕事について「辛い」「辞めたい」「先が見えない」などなど奥さんに漏らしていた。
そんな友人に赤ちゃんの世話も大変だよと奥さんが言うと、「赤ちゃんは成長していくから希望がある」と返されたそうだ。
しかしそれを聞いたときの奥さんは、友人の言おうとしていることは何となくわかってもその通りだ!とは思えなかったらしい。
なぜなら可愛い我が子を育てている自分が感じていることと、介護の現場に携わっている友人の辛さが全く一緒のものだったからだ。
イメージは違ってもやっていることは変わらない
介護と育児。この二つのイメージは全く異なるものだろう。
しかし家族の膨大な時間が必要なこと、その真っただ中にいる人にとっては先が見えないこと、朝も夜もないことなどなど実はやっていることは変わらないのだ。
例えば一見すると身体の大きさや重さの違いで赤ちゃんの方が楽そうに見えるかもしれない。しかし赤ちゃんは抱っこがつきものだ。そして常に抱っこしていればたとえ4キロ、5キロでもとても重く感じる。
一日10回近くに及ぶオムツ替え、大人とは違う種類の食事を用意し付き添って与える、常に危険がないか気を配らなければならない、そして膨大な時間が必要で保護者や介護者が孤独や心労を感じやすいこともよく似ていると思う。
赤ちゃんは「可愛いもの」という認識が独り歩きしているから、介護の現場=過酷、育児の現場=幸せなイメージがあったりするが、長いトンネルであることはどちらも同じだ。長女や次女の乳児期を振り返るとき奥さんは長かったといつも言う。
365日付きっきりで数年間の年月の重みは、過ぎればあっという間だから!の一言で片づけられるものでもないのだ。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」より
今まで奥さんから「あの頃の子育ては大変だった!」と言われたことがなかったのでわからなかったけれど、介護職との友人との会話や「子育てと介護はそんなに変わらない」という言葉を聞いてその頃の大変さを感じました。
介護も終わりのない大変さがよく語られるけど、いつかは自分の手が離れるとわかっている育児でさえその最中にいる人にとっては長く感じるものなのです。
ある程度大きくなった子供達の子育ては姉妹喧嘩が絶えないし口は達者だしでやられっぱなしですが、赤ちゃんの頃の子育てはちょっと異質な大変さがあると聞いていて感じました。
世の中は本当に経験しなければわからないことばかりです。
俺はもう経験できないけれど、認識を改める機会が得られて良かったと思います。
赤ちゃんの世話に毎日奮闘してる世の皆様、毎日本当にお疲れ様です。周囲のサポートや外注手段を積極的に利用して、大変な時期を乗り切って欲しいと思います。
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