世の中に無数にある子連れの親に厳しい意見。
全ては子育ての大変さを理解していないところから来ているように感じます。
子育てに深く関わったことのない人達から見た子育て風景は、どうも親が見ている風景とは全く違うようです。
まぁ簡単に言えば「遊んでいる」ように見えるらしい。
実際は遊ぶどころの話ではないのですが…
例えば「スマホを操作している」親を良く思わない意見はよく見ますし、主夫になる前の自分もそう思ったことは少なからずありました。
上記の光景は子育て未経験者・無理解者からはまるで子供に関心がないように見られがちですが、これは子供に無関心なわけではないということを今回は書いていこうと思います。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
子連れ外出中の休憩
キッズスペースで子供を遊ばせて親はスマホを操作している光景。
子供を放っておいて自分はスマホで遊んでいる。子育て未経験者にはこう見えていると思います。
ですが子連れ外出の大変さを知っている側から見ると違って見えます。
安心な場所で束の間の休憩
子供を連れて出かける時、親に休憩する暇はありません。
子供は常に全力で遊び、またその光景を親に見ることを強要してきます。
では親は一体いつ休憩するのか。
答えは簡単。「ない」のです。休憩する暇なんて子連れ外出中にはほぼないんですよ。
子連れ外出を経験しないと理解しにくいと思いますが、歩くペース、トイレのペース、水分補給や食事のペース、全て子供のペースなんです。
自分以外の人に、そして大人とは大きく違う子供のペースに全てを合わせながらの外出は気遣いする部分が非常に多く、「仕事」と言っても差支えがないわけです。
だからキッズスペースなど係の人がいる場で子供を遊ばせている時は唯一気が抜ける時間なんです。
他に大人も大勢いるし、空間が仕切られているので迷子の心配もなく、同じような子供が大勢いるので子供だけでも楽しめるし…と。
とはいえ、それでも大体の親は常に子供を意識しています。この時子供のことを忘れて、スマホに完全に夢中になる親なんて実際にはそうそういません。
子連れ外出がいかに大変か
「子供を連れて外出するのがいかに大変なのか」についてを何回か書いているのですが、その度に「子供と出かけるのなんて遊びだろ」という反応は必ず来ます。
それに加えて、可愛い我が子と出かけるのが大変・辛いと思うこと自体も否定してきます。
この辺はやはり根強いですが、そろそろこの価値観は捨てないと取り残されてしまうと思いますけどね…
子供は自分自身ですら自分の感情をコントロール出来ないのですから、本人ではない親が子供をコントロールできるはずがない。
親には子供の一瞬先に取る行動を予測することは出来ない。だから一瞬たりとも目が離せない。
子連れ外出をする親に、外出中に自分が休憩する暇は存在しないんです。子供は常に全力だから。
ここまで書いてもまだ「大変じゃない」と言うなら、それはもう状況把握能力が乏しいと言う他ないです。
見当違いな反応をしてくる人達
全ては「子育ての大変さ」を古い価値観に囚われて、頭から否定することに原因がある。
条件反射的に否定してくる人達だけが悪いのではなく、古い価値観自体が一番悪い。
まぁ自分の信じる価値観が正しいか正しくないかを全く考えないで、妄信的に信じている時点で古い価値観同様に問題ではあるのだが…
世間の認識は徐々に家事育児に理解を示し始めているから、いつまでも古い価値観に囚われているとあっという間に取り残されてしまうだろう。
そうならないためにも、まずは自分の価値観が正しいのかどうかを常に考えることをおススメしますよ。
ほとんどの親は子供をちゃんと見ている
親は親になった瞬間から親になる。
以前にも書いたことだけど、誰かに何かを言われるまでもなく親は子供が生まれた瞬間に親になるものだ。
そして子供を一番見ているのも、他の誰でなくその子供の親だ。
子育てにおいて当事者とは親と子供だ。それ以外はただの外野。
外野の意見なんて当事者には雑音でしかない。ただのノイズで聞く価値はない。
子育てが終わった人からのアドバイスも、古い価値観でモノを言って来る人の意見も、自分以外の親からのアドバイスも、子育て中の親からしたら全部邪魔でしかない。
何故ならその子供を育てているのは、その子供の親だけだからだ。
自分の子供を代わりに育てるでもなく、ただ口だけ出す人の意見に価値はない。
だから親が「子育てが大変で…」と口にしたら、それを聞いた方は「大変だね」と理解を示すだけで良いんだ。
子育て中の親に必要なのは、ただただ「大変さの理解」。
それ以外はどこまで行ってもノイズだ。
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