最近療育関係の会社と仕事をする機会があって色々と聞かせてもらった。専門家はやはり違うね。聞くこと聞くこと、なるほど!ということばかり
ということで今回は療育関係の方から聞いた話を元に、YouTubeなどの動画を見る際の注意点について書いていく
最近はYouTubeは教育に悪いという話を聞かなくなった
YouTubeと言えば、最近はあまり聞かなくなったけど、YouTubeは教育に悪いから見せてはダメと言う親は少なくなったのかな?
今の子はYouTubeやTikTokを見るのが当たり前なので、見せないと逆に友達の話に付いていけなくて困ると思うからそれも当たり前か。長女も次女も知識を仕入れるのは基本的に動画系アプリだしね
4年前に下記記事を書いた時は批判が殺到したけど、やっと時代が追いついた感じだろうか
代わりにSNSとは上手に付き合いましょうというようなプリントが定期的に学校から来るようになった。逆に4年前はそんなプリントは来たことなかったから、時代の変化って面白いわ
気にすべきは動画の内容ではなく姿勢の方だった
それでは今回の本題に移るけど、療育の方に聞いた話では動画を見る際は姿勢にとにかく気を付けるようにと言われた。その理由はー
「子どもの発語に遅れが出やすいから」
だった。たまに見かける舌足らずな人や活舌が悪い人も、姿勢が悪いことが原因である場合が多いらしい
特に足をM字にして座ってバランスを取っている子は、猫背がかなり進行しているので要注意とのことだった
姿勢が発語に影響を及ぼすメカニズム
子どもは集中するあまり前のめりになって動画を見たり、長時間見た疲れから姿勢を崩して見ることが多い。そしてそれが続けば、その悪い姿勢が基本の姿勢となり、姿勢はどんどん悪くなっていく。その姿勢の悪さが発達段階の子どもに悪影響を及ぼす
簡単に説明すると、姿勢が悪いと本来使う筋肉が発達せず、または別の筋肉が発達したり、本来の動きができなくなる。結果言葉を発する時に使う筋肉の発達が不十分で、言葉として発せられない、と
姿勢が悪いまま子どもが成長すると、背中の筋肉が変な発達をする(もしくは未発達のまま成長)、それが連鎖的にズレていき、言葉を発するために必要な舌の筋肉に影響を及ぼし、その筋肉が未発達になったり、変に発達したりして発語に影響を及ぼすらしいのだ
まぁ言われてみれば言葉を発するのも筋肉を使うわけだから、身体の筋肉が変な風に発達したら、口や舌に変な影響を与えるのも当たり前な話よね。言われなければなかなか気付けないけど
意図せずやってきた10年
4年前の記事では動画の内容についてばかり書いたけど、他に我が家は無制限に見せる代わりに定期的に目を休ませたり、姿勢についてはよく注意していた。子ども達にはうるさがられたけど、徹底して良かったと心底思ったよ
そのおかげか、子ども達は二人とも特に問題なく育っている。まぁこういうのは結局結果論でしかないけどね…
集中力にも影響が出る
また姿勢の悪さは集中力にも影響が出るらしい
姿勢が悪い人は、その悪い姿勢が一番楽だからしているわけだけど、それは悪い姿勢に慣れただけで、本来の正しい姿勢に比べれば疲れやすい。そして疲れやすいということは集中力が乱れやすいということ。結果姿勢の良い人と悪い人では、集中力に差が出てしまうのだ
勉強時間が他の子より絶対に長いのになかなか成績に表れない、という場合は姿勢の悪さが原因かもしれないね。また授業中に遊び始めたり、落ち着きがなかったり、他の子に話しかけたりするのは姿勢の悪さが原因である場合もあるらしい
姿勢の悪さは思いの外色んなところに悪影響を及ぼすようで、療育の人と話をしながら戦慄し続けたよ…
子どものころ保育園の先生や学校の先生が姿勢を正せ正せとうるさかったけど、今思うとあれは姿勢の悪さのヤバさを知っていたからなのかもしれないね
改善方法
そして姿勢の悪さはもちろん改善できる。その方法は毎日のマッサージとのことだった。
姿勢の悪い子に姿勢を正せと言ってもなかなか治せないもの。悪い姿勢に慣れてしまい、慣れていない正しい姿勢の方が逆に疲れるからだ
でもだからといって放置したら後々どんな悪影響を及ぼすかわからない。だから改善できるならした方が良い
ということで肝心のマッサージだけど、まず子どもをうつ伏せに寝かせて
・背中を背骨に沿ってほんの少し力を入れてなでる
・肩甲骨や腰骨に沿ってほんの少し力を入れてなでる
・お尻の下のラインに手を添えて背中の方に持ち上げるようにしてぐるぐると回すようにマッサージ
次に仰向けに寝かせて
・肩を後ろに軽く押すのを数回繰り返す(猫背の子は肩が前に出てるのでそれを強制するのが目的)
・胸や肋骨の辺りをほんの少し力を入れながら、胸の真ん中→首下→脇の下→脇→腰→肋骨に沿って胸の中央へとなでる
最後に子どもを起こして
・耳の付け根からあごの下へ徐々に動かしながらマッサージ
という流れが今回聞いたマッサージ。これを毎日続けると数か月~半年くらいで効果が出始めるらしい。子どもの姿勢が悪いなと思う方は、風呂上がりにでも試してみると良いかもね
もっと本格的なマッサージもあるらしいけど、それは追々聞こうと思っているので、聞いたらまた記事にする
▼療育の方からおススメされた本
ただしこの本は小学校に上がる前くらいまでの子を対象とした内容で、小学校に上がった後の子(ある程度身体が成長した子)には効果が薄いかもしれないと言われたので注意
ということで今回のまとめ
姿勢の悪さは発語に影響が出る可能性がある
だから子どもが動画を見る時は、定期的に姿勢を正してあげよう!
では今回はこの辺で。
それではー!
★★★★★★★★★★
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