夫婦それぞれが家事育児を自分の仕事と思っていると、家庭は家族全員がくつろげる場所となる
一方で夫婦どちらかが自分の仕事とは思っていないと、家庭は途端に居心地の悪い場所になってしまう
この違いを理解しているかどうかで、家庭の雰囲気はガラリと変わってしまう
家事育児への参加意識は何故違ったのか
夫婦の家事育児の負担はずっと主フ側に偏ったままだった。それは「家庭」という場所に対しての夫婦それぞれの認識の違いが原因だった
夫(基本的にサラリーマン)は基本的に会社という職場にいて仕事をし、疲れて帰宅する。だから家庭は仕事から解放された場所であり、くつろぐ場所となる
一方妻(基本的に兼業主婦)は18時ころ子どもを保育園に迎えに行き、帰宅後夕食の準備をし子どもに食べさせ、21時以降に帰宅した夫に夕食を出す。そしてその片付けをし、子どものお風呂と寝かしつけをする。つまり妻にとっては、帰宅後の家庭も職場だった
これが前時代的な「昭和の価値観」であり、これで家庭がうまく回っていた部分もかつては確かにあったのだろう。でも今は時代もかなり変わったので、この昭和の価値観は成り立たなくなった
時代が変わっても家庭は主フだけの職場
時代が変わって、それに付随して価値観も変わってみんなハッピー!…とは残念ながらならなかった
給料は上がらず物価だけが上がり、主フもフルタイムで働く必要が出てきた。そうなると帰宅後に一日の家事をやることになるわけだが、昭和の価値観が今も根強く残っており、未だに「家事育児は主フの仕事」となっている
おかげで主フだけが仕事後また別の職場(自宅)に行くという状態になってしまっている。つまり主フは基本的にダブルワークをしていることになる
家庭が安らぐ場所になるためには
仕事をして帰宅したらゆっくりしたい。それは誰もが思うことだが、そのためにはやるべきことがある。そう、家事と育児だ。家事育児がある限り主フはゆっくりできない
そして自分がゆっくりしたいと思っても、横で忙しなく動いている人がいたら休まらない。だから自分が帰宅した時点で家事育児が残っていたら、ゆっくりする前にまずはそれらを終わらせる。主フだとか働いているだとかそんなものは関係なく、残っていたらとにかくやる。そうすることで家庭は初めて「安らげる場所」となる
スマホを見ていて面白い動画や記事があって、妻(夫)と共感したいと思って声をかけたとき、「今忙しいから後にして」と言われたら面白くないじゃん。でも家事育児が残っていてはムリなんだよ
妻(夫)に声をかけて共感してもらい、夫婦・親子で会話が盛り上がる。安らぐってこういうことでしょ?
共働き化で悪化したこと
またフルタイムで働くことで家事育児に費やせる時間は少なくなるが、だからといって家事育児にかかる時間はそこまで減らせない。となるとリラックスしたり好きなことをする自分の時間を家事育児に充てなくてはならなくなる
結果主フの時間はどんどんなくなり、「1人の時間」はほとんど0。この1人の時間が家事育児にとって休息に値するわけだけど、多くの主フは今も休息なしで毎日家庭で働いている。どんだけブラックな環境なのかって話
家事育児は結婚後ずっと続く夫婦の共同作業
結婚式でケーキ入刀のときに、夫婦となって初めての共同作業(※今はあまり言われなくなったのかもしれないけど、今年参列した友人の結婚式では言われていた)と言われる。この結婚式後から始まる夫婦の共同作業が家事であり、子どもが産まれれば育児となるわけだ。だって子どもは2人の愛の結晶なんだから二人で育てるのは当たり前だし、家事は2人で生活することで発生したものなんだから
まぁあれこれ言ってきたけど最後にまとめるとさ、「何のために結婚したのか」ということを今一度思い出して欲しいってこと。家事育児をさせるために結婚したわけではなかったはずだ。協力して生きていくために結婚したと思う。だから仕事で疲れてゆっくりしたいのもわかるけど、まずは残っている家事や育児を終わらせて「夫婦で」ゆっくりしようよ。その方が休めるって、絶対!
ということで今回のまとめ
帰宅直後の家庭は新たな職場
その職場をいかに早く安らぐ場所にするかは、いかに早く家事育児を終わらせるかにかかっている
だから夫婦で協力し、家庭を家族全員の安らぐ場所にさっさとしてしまおう
では今回はこの辺で。
それではー!
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