最近ある友人が同居を始めた。そして早くも愚痴を言って来た。だからやめておけとあれほど言ったのに…
同居とは何か
最近同居した友人が、早くも妻母の仲を取り持つのが大変と愚痴てきた。帰省もだけど、他人(配偶者)を既にあるコミュニティーへ入れるなら、自分が緩衝材になるのは当たり前。何故って配偶者の味方は自分しかいないからだよ。だから味方をするのはいつでも配偶者。自分が結婚したのは誰なのかという話
— 河内瞬@サンキュ!&アイスムで連載中 (@syufu_desu) 2023年9月2日
まぁ言いたいことは上のツイが全てなんだけど、同居とはすでにあるコミュニティー(今回の例で言えば、友人と友人の両親という集まり)に他人(今回の例で言えば友人の妻)を入れることをいう
同居は「夫の親と一緒に住む」というような、単純な話ではない。むしろそれは表面だけの話で、実際はもっと複雑だ
遺物排除
同居はクラスに転校生が来るようなものだ。そして転校生が来たらクラスに馴染めるように、クラス全体で気にかけてあげるだろう。同居もこれと同じで、新たに入って来た人を迎えてあげなくてはならない。
ただ中には転校生に対し意地悪をする生徒もいる。その理由は異物排除だ。新たに入って来た人に対する拒否反応(注:他にも理由はあるけど、今回は同居の話なので他には触れない)と言った方が良いかもしれない。そしてこれを同居に当てはめると、この意地悪をする生徒が義理の親となる。つまり同居とは遺物排除との闘いなのだ
親がお願いする立場でも発生する
また困るのが、この拒否反応は親が同居を求めた場合にも発生すること
歳をとって不安だから一緒に暮らしてくれないか?と親に言われて同居するケースもあると思う。この場合親はお願いをしている立場だが、それでも拒否反応が起こることがある。想像していた生活と違った場合などだ。まぁ同居なんて、想像と違うのが普通だと思うけどね
異物でなくなる方法
遺物排除との戦いなのであれば、異物でなくなれば良い。その最も簡単な方法は「染まる」こと。要するに義理の親の望む「理想の息子の妻」になることである。義理の親の言う通りに日々を過ごせば「理想の妻」となることは可能だろう
ただこれをするには妻は自分の意思を消さなくてはならない。それは義理の親のいびりに耐えることより大変だろう。何のために生きているのか、もっと言えば何のために結婚したのかわからない。だからこの方法は基本的に却下
徹底抗戦
これもまた良い方法とは言えないけど、義理の親と徹底的に戦うという方法もある。簡単に言えば義理の親が口出しして来なくなるまで抗うということ
例えば義理の親に「うちはずっとこの方法だったから」という意見に対し、従わず「うちではこうでしたので私は今後もこうします!」と言われる度に言い返すこと
ただはっきり言って疲れると思うので良い方法とは言えない。でも義理の親を黙らせるという点に関しては、これ以上ない方法だとは思う
話し合いとルール決め
あとは話し合いをし、双方納得のいくルールを決めること。まぁ納得のいくルールなんて決まるわけがないので、決めるのはルールというより、どうすればお互いが干渉せずに済むかを決めるという感じかな
これが一番現実的で、一番お互いに害が少なくて済む方法だろう。同居しているけど一緒に住んでいるのではなく、同じ家に別々に住んでいると考えると良いかもしれない
そもそも何故異物と思われるのか
また何故異物と思われるのか。これは単なる拒否反応というケースもあると思うけど、息子を取られたくないという気持ちが根底にあるという話を聞いたことがある。これが全てではないだろうけど、確かに大なり小なり関係はしていると思う
しないけど、天地がひっくり返ってもしないけど、俺がもし同居するとしたら、俺の最優先は奥さんだ。ただその状況に親としては、かつて自分が育てたのに、これからまた一緒に住むのに、というような不満を少なからず抱くだろう
つまりどうしたって異物と思われるということ。ということは同居はしない方が良いという話に帰結する
夫の立ち位置
どんな状況にしろ、どんな理由で同居するにしろ、夫の立ち位置は常に妻の味方。これは同居するなら絶対に破ってはならない掟。というより夫は基本的に妻に同居をお願いする立場なのだから、その妻の不利益な状況にならないようにするのは当たり前のこと。たとえ親との仲が悪くなろうとも、夫は常に妻の味方。これだけは貫かなくてはならない
あと闘いとか言ってる時点で、同居システムは既に破綻しているなと、書いているうちにより強く感じた。ただ同居せざるを得ない理由や状況で同居している人達ももちろんいるだろうから、その人達が少しでも日々暮らしやすくなることを願っている
ということで今回のまとめ
同居は遺物排除との闘い
その戦いに勝つ算段が付かないのであれば、同居はするべきではない
では今回はこの辺で。
それではー!
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