「子供の邪魔をしない」ことが親のやるべき唯一のこと

先日某大学の前を歩いていたら付属校の説明会があったらしく、講堂から物凄い迫力の親達が子供を連れて正門前にズラズラと歩いてきた。

正門前で子供の両肩を力強くつかみ、あなたはここに入るのよ！たくさん勉強するの！と揺さぶる親たちを見てうへぇ…と思った。

俺自身も熱烈教育ペアレンツの両親のもとで育ちで色々と感じるところがあったので、過去ツイートをまとめる。子供達に幸あれ。

「子供の邪魔をしない」

子供の勉強見ていて思うけどこれ専業シュフじゃないとなかなか難しいよな。親に時間と心の余裕がないと子供の勉強見るのは無理ゲーだ。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月11日

次女がやってるZ会の幼児コースなんて道具作りとか料理とか子供に付き添ってやらなきゃいけない体験型の学習だらけで、働いてたらまず出来なそう。やるとしても数少ない自分の時間を削ってやるから、心が死にそう。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月11日

小学生と未就学児の子を育てて思うのは、勉強見るのが一番大変な時期は子供のペースに合わせないといけない就学前の2歳〜6歳の時期で、次が中学受験の勉強が本格的に始まる小学3年生以降という感じ。子供が中学受験しないなら仕事辞める必要まではないのかなと思います。するなら専業シュフが良い。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

医者や弁護士の子が東大行くのは親の頭の良さが遺伝してるのと、母親が専業主婦で子供を見れるからでしょう。俺の周りの東大生はおかげで皆母親アレルギーになっていますが...笑でもなぁ...中学受験。どうなんでしょう。東大行かないなら必要ないんじゃないですか...極論でしょうかね...
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

親が一流大卒で頭が良い＋配偶者が専業シュフのコンボがある場合のみ中学受験すれば良いと思うんだよな。あとの子は学校の勉強だけしてれば十分で塾もいらないし宿題もいらない。受験勉強で邪魔したりせず、好きなことを伸ばしてやれば良いんじゃない？（ただし英語は勉強しておけ）
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

一流大からの大企業入っても忖度できなかったりコミュ障だと消されるし出世競争、高ストレス環境だから精神マッチョじゃない人は鬱でやられてしまう。大企業の良いところは社員が鬱になる前提でつくられてるからメンタルやられても会社に居続けられるところ...しかしなんだかなぁ
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

だから高学歴かつコミュニケーションモンスターみたいな知人はめちゃくちゃ楽しそうだけど、人付き合いが苦手な人とか体育会系気質じゃない人は本当にしんどそう。親に敷かれたレールの上を永遠に走り続けて、今更おりれないという感じ。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

東大出て大企業入って出世競争に勝ってタワマン買ってる人達の下にはその何百倍もの屍が転がっているんだよ...そういうのも知らずに子供に受験押し付けて良い企業入れ！辞めるな！って圧力かけるの無思考すぎて良くない。大企業は鬱になって社宅のベランダでぼーっとしてる人も本当に多い。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

昭和の時代に幸せだ、勝ち組だと皆が思い込んでいた旧タイプのエリート街道っていうのは一部の、親が頭良くて精神マッチョの人ための（ためだけの）ルートなんだ。他の人が真似しても適性がないから不幸になる。他人や世間の価値観にとらわれず、本当の幸せとは？ってところを深く考えた方が良い。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

「本当の幸せ」をつかむためには、好きなことをやるしかない。世間や親が望む道じゃなくて、自分が好きなこと。そのためには感受性が高く時間も豊富な子供の頃に、好きなことを邪魔せずやらせる必要がある。たとえそれが大人にとってどんなに意味がない、くだらないと思うことであっても。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月12日

サッカー嫌いな子供にサッカーボールを買ってきて、サッカー選手になったら幸せになれるんだぞ！っていうのは押し付けでしかない。子育てで大事なのはアリの巣を見るのが好きな子供の、アリの巣を見る時間を邪魔しないそれだけなんだ。そしてどんな巣だったか聞いて、驚いて、褒めれば良い。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月13日

さかなクンのお母さんの子育てだ。タコに興味を持った小学生のさかなクンに気付いて、1ヶ月食卓にタコ出した...こういう子育てで天才が育つ。天才じゃなくても自分の好きなことに肯定感が持てるのは人生において物凄いプラスになる。好きなことに自信が持てないまま大人になると、道に迷って苦しむ。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月13日

人生は自分の好きなことを見つけて、それをやった人の勝ちだ。なんとなく勉強してる暇なんて本当はない。人生に成功も失敗もなくて、あるのは楽しい人生か、楽しくない人生かだけ。俺は世間にどう見られようがどーーでも良いから、子供にはとにかく自分が楽しいと感じる人生を送って欲しいと思うよ。
— 河内瞬＠主夫漫画 (@syufu_desu) 2018年3月13日

受験戦争をくぐりぬけ大企業に就職するという、昭和に正しいと思われていた教育は一部の「ストレス耐性が異常に高い人間」にとって進みやすいルートに過ぎない。

仮に一流大に入ろうが大企業のストレスに耐え切れなければ鬱コースまっしぐらである。大企業に入ったが鬱になり、買い物がストレス発散になってしまい自己破産している友人も何人もいる。

自分に合わない人生を子供に歩ませないためにも、まずは自分の子供に思いっきり「好きなことをさせる」ことだろう。

これにはまず親が「好きなことは我慢して勉強するのが美徳」モードから「好きなことこそが伸ばすことであり、好きなことをするのは悪ではない」と頭を切り替えなければならない。

「中学受験→一流大→大企業就職」は一部の耐性を持っている人達に任せることにして、俺は自分の子供に「楽しい人生」を送れるようにしたい。そしてその「楽しい人生」を送るにはタイトル通り「子供の邪魔をしない」の一択。

だから俺はこれを徹底したい。

とりあえず、子供に対して「勉強しろ」と絶対に言わないことを改めて決意する。

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