サラリーマン時代、毎日奥さんが弁当を作ってくれていた。
外食に飽きたという一言がきっかけで、毎日弁当を持たせてくれるようになったのだ。
そして主夫になった今、今度は自分が奥さんに弁当を作っている。だが作る側になると気付く。弁当作りは果てしなく面倒だし、作る以外に膨大なコストがかかっているということに…
家族のためだから作れるけど、自分のためだったら1000%作らないと思う。サラリーマン時代毎日のように弁当を作ってくれていた奥さんには感謝しかないし、その感謝があるから今俺は作れているだけにすぎない…
そして弁当関連の小物の管理の大変さにも驚いた。食べる側の時はそこまで意識は向いていなかった。
簡単そうに見えて弁当作りは超面倒
弁当を作るのは本当に面倒である。前日の夕食の残りを入れるにしても、冷食を利用するにしても、まず弁当箱に見栄えよく入れないといけない時点で面倒だ。弁当の中身を考える必要もある。
そして作る場合、熱いまま入れるわけにはいかないから冷ます時間も考えて作らないといけないし、おかずも一つ二つというわけにはいかない。
さらにある程度の腹持ちも考える必要があるから、一定の量も必要になる。
弁当最大の問題…それは弁当箱の管理の問題だ
また弁当は洗い物が大量に発生する。弁当箱と一言で言っても蓋・しきりや小物・箸・箸箱に、ランチクロスや場合によっては弁当を入れる袋も洗う必要がある。食洗機を使えると言っても毎日の食事プラス弁当箱関連の洗い物が増えたり、それを管理するのは複数の家事に追われている中では大きな手間だろう。
一方で外食は飽きやすいという弱点が
これらのデメリットが外食だとないが、ただ外食は飽きやすいという別のデメリットがある。外食は家庭料理との違いを出すため・美味しいと感じさせるために味は濃く作られており、続くと本当に飽きる。
この点どれだけ続いても飽きない家庭料理は凄いの一言だ。まぁシュフが飽きないように工夫しているからなんだけど。
コスパが良いと思われているが実は外食と大差ない
以上のように弁当は作る以外にもなかなかの手間がかかる。ただ食べる点だけ見ればもうある弁当は、外食に比べ出費がないように見える。だがそれは食べることのみ見た場合の話。作るところから考えると正直外食の方が安い場合も多い。
また仮に弁当の方が安上がりの場合も、その差は間違いなく微々たるものだ。出来立てではなく、食べた後即洗えるわけではないから汚れも落ちにくいし、さらに洗い物が多い。またおかずを作るのが面倒だから冷食多用、作り手の決して少なくない時間の浪費…などなどこれらを考えるとその微々たるものでは割に合わない。何より作り手の時間を浪費している点だけ見ても、外食より弁当が良いとはとても言えない。
シュフが弁当を作るのは「安上がりだから」という単純な理由だけではない。安価な外食を続けることによるカロリーの摂り過ぎ防止等の体調管理もかねて、食べる側のことを考えてシュフは弁当を作っているということ。それに安上がりだからという理由だけで弁当なんか作ってられない。そこにあるのは紛れもない愛情。むしろそれがなければ弁当なんて作らんよ…
つまり何が言いたいかというと、弁当を食べた後帰宅したら感謝の一言くらい言いなさいよってこと。食べる側は弁当を食べたら終わりでも、シュフは作るだけでなくその後に洗い物もあるのだから。
主婦にとって美味しいがいかに重要かを知って欲しい。毎日料理を作るには食べる側の美味しいが必要なのである。
毎日家で料理を食べている人は、その料理が誰の時間を使って作られたものかを知らなくてはならない。
★★★★★★★★★★
noteで生活を改善していく話を書いています
YouTubeもよろしく!
過去のエッセイ漫画に声をあてています
各種リンク
YouTube、note、Instagram、Twitter、LINEスタンプ