先日、地元の友人達が東京に遊びに来た。
会ったのは実に数年ぶりで、飲みながら色んな話をした。地元の近況、家庭のこと、仕事のこと、等々。その中で家庭のことについて話した内容が色々と衝撃だったので、今回はそれについて書きたい。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
4年前家事育児に無理解だった友人達
俺が主夫になった時、地元の友人の中で俺に理解を示す者は1人もいなかった。俺に向けられるのは物珍しいような目だったり、心配するような目だったり…理解とは真逆の視線だった。家事育児なんて結婚相手にしてもらえば良いと言う意見がほとんどだった。
それから俺は価値観が違い過ぎて理解されないなと思い、徐々に地元の友人達とは距離をとった。帰省しても顔を出さず、誘いが来ても断り、連絡をとる回数もどんどん減っていった。
夫婦間でも同じだけど、信頼関係が壊れるのなんていつもちょっとしたきっかけだ。
どんなに仲の良い夫婦でも、理解のないたった一言で急速に気持ちが冷めるなんてのはよくある話。ドラマや漫画の中だけの話ではない。むしろリアルの方がもっと悲惨だ。相手を理解しようとしないというのはそういうことだ。
そんな中連絡を取り続けた友人達が、今回東京まで来てくれた友人達だ。今回来た友人達も4年前は無理解だった。辛辣な物言いこそしなかったが、俺が仕事を辞め主夫をすることはあまり理解できないようだった。
そんな友人達は4年でどう変わったのか。
結婚し子供が生まれ変化した友人達
この4年のうちに彼らにも色んな変化があった。
俺は仲間内で一番早く結婚したが、地元の友人達も徐々に既婚者が増えてきた。
そして結婚し子供が産まれることで家事育児に対する認識も大分変っていた。口から出て来る言葉も家事育児に理解があるというか、参加しているからこそのものが多かった。かつて俺が主夫になる時に、「男が家事育児なんてして大丈夫!?」と言って来たのと同一人物とは思えない。
今は転換期なのかもしれない
これは4年あれば人は変わる、という類の話では決してない。もしそうなら今頃家事育児に無理解な人は存在しないはずだからだ。ワンオペなんて言葉も生まれなかっただろう。
以前も書いたけど、やっと時代が追いついてきたのだと思う。
同居を選択しないのも普通になり、家事育児の負担がシュフ一人に重く圧し掛かったこと。
若い世代には料理をしたり当たり前の生活力を持つ男性が増え、またそれを評価する女性が増えたこと。
多くの人が転職を繰り返すようになって終身雇用が崩れ、それに比例して収入が減少したこと。そしてシュフ側も働かなくては家計が回らなくなったこと。家事育児だけでなく仕事までしなくてはならなくなり、いよいよシュフ一人の負担がキャパをはるかにオーバーしたこと。などなど…
大きくあげるとこんなところか。ずっと前から変わり始めていたんだろうけど、ここ10年くらいで急激に変わったように感じる。
もしかするとちょうど今が転換期というか、家事育児に無理解な層と家事育児に理解ある層が混在する時代という感じだろうか。
「男は仕事、女は家事育児」と固定化するのではなく、向いている方がやったり、柔軟に助け合える時代もすぐそこかもしれない。
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