主夫になり学校の先生や他の保護者と接する機会が増えてよく言われるようになったことがある。
それは「お父さん、髪を結ぶのが上手ですね」というもの。
最初はお世辞で言われていると思った。でも色んな人に言われたり、同じ人に何度も言われたり…。そして何度も何度も言われるうちに世の父親のイメージは「娘の髪を結べない」というものなのか、と知った。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
娘の髪を結べない父親のイメージ
俺は何も凝った結び方をしているわけではない。髪を後ろにまとめたり、両脇にまとめてゴムで結ぶ。ただそれだけだ。
たまに三つ編みにしたりもするが、面倒なので子供からどうしても!とねだられない限りはやらない笑
また主夫になってやれるようになったわけではなく、サラリーマン時代から長女の髪を結んでいる。だから俺には「娘の髪を結べない」というのが父親のイメージだというのが信じられない。
男は髪を結ぶ機会が圧倒的に少ないのも事実だが…
確かに男性は髪は短いことが多く、結ぶ機会が女性に比べて圧倒的に少ない。だから力任せにやってしまって子供を痛がらせたり泣かせたりするのもわかる。だがそんなのは最初だけだろう。2回目からは力任せだと痛いことを学ぶ。
そうしたら2回目以降はとりあえず痛がらせなくて済むはずだ。
しかし他の母親等に話を聞くと「何回やっても娘が泣くので任せられないんです…」と口を揃えて言う。何故なんだろう。
これはもう不器用というのとは別問題な気がする。
奥さんの髪をとかす描写を褒められた
そういえば以前書いた「産後の女性は体質が変化する」という記事の漫画に奥さんの髪を梳かす描写があったけど、あれもかなりの人から驚きのコメントが来た。昔からしていることだからそんなに?と思ったけど、なるほどこういうことなのか…
乾かすことで練習?
最近は長女が自分で乾かすようになったから全員ではないけど、以前は風呂上がりの全員の髪を乾かしていた。
そして髪を結べないイメージなら、多分髪を乾かすことも出来ないイメージなんだろう…濡れた髪は手櫛も通りにくい。しかし子供がいるなら力加減などを知るチャンスかもしれない。やったことのない人は、お風呂上りに子供の髪を乾かしてあげてみてはどうか。
子供に対して「繊細な生き物」という認識で接する
髪の話に限ったことではないのだが、どうも世の父親は子供に対して「繊細」という認識が欠落しているように感じる。俺はこのくらい大丈夫だから子供もこのくらい大丈夫だろう、というような感じで。
だが子供は大人に比べてはるかに華奢だ。大人と同じ感覚で接すれば簡単に怪我をする。相手が赤ちゃんの場合なんてそれこそ簡単に命を落とす。
だから父親が育児に参加する時は子供がいかに頑丈そうに見えても、また自分がいかに頑丈でも「子供は繊細な生き物」として接することが大切だ。
娘の髪を結ぶ時も同じ。男の短い髪はそもそもほとんど絡まらないが、長い髪はすぐ絡まるという認識でやらないといけない。スッと櫛が通ることの方が少ない。それをまず認識することから始めないといけない。
髪を結ぶ時はもちろん子供と接する時は、「相手は繊細」という認識をしっかり持つ。それが父親の育児参加の第一歩である。
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