サラリーマンから主夫に転身してまず感じたこと。
そしてシュフ業に慣れた今でも時々感じること。
それはシュフにつきまとう「孤独感」である。
シュフは孤独である
以前、シュフは家族の中心にいる感覚を持つことができるという記事を書いた。
俺の場合だと子供が二人いて、奥さんもいる。
それでもシュフになったばかりの頃は、孤独感をどこか常に感じていた。
これはシュフの仕事が人間ではなく「家事」が主な相手なのと、唯一相手にする人間といえばまだ意思疎通もままならない子供なのが原因だろう。
シュフになると大人と接する機会が激減する。
だから子供がある程度大きくなり働きに出られるようになると大分マシにはなる。
家計のためにというより、この孤独感から逃れたくて働きに出ているシュフも多いと思う。シュフにとってこの孤独感をどう紛らわせるかは重要な問題である。
人はなかなか孤独には耐えられないからだ。
孤独を感じる暇もないほど忙しいのに
シュフ業に不慣れな頃は午前は家事で潰れ、午後も夜もやはり家事で潰れる毎日だった。何故なら家事をやろうとしても子供が邪魔をしてくるからだ。
子育てセット家事ほど思い通りにならないものはない…
それは慣れた今もあまり変わらず、午前は家事で半分潰れブログや漫画を描いたりして残りも過ぎる。午後も似たような感じで進み子供が帰ってきて夕食の準備に取り掛かる。
夕食を食べ終えたら子供が遊んでいるうちに片付けをして、風呂の準備から子供に保湿、ドライヤーをかけるまでで約一時間、宿題や勉強を見て寝かしつけて気付けば22時を過ぎている。
子供が早く寝た時でさえ21時過ぎ。
朝6時に起きるためには11時には寝ないと体が持たない。
何とも慌ただしいスケジュールでこう書くと孤独を感じる暇はなさそうだが、どれだけ忙しく動いていてもふとした瞬間に感じる。
最近は長女と次女が子供部屋で遊ぶようになり、家事が捗り自由な時間もいくらか増えた。
しかし自由な時間があるのと孤独を感じるかどうかは別の話なのである。
孤独感の解消方法
さて、自分の話になるが俺は以前ほど孤独感を感じなくなった。
これはシュフ業に慣れたから…ではない。
SNSで人とのつながりが増えたというのも勿論あるが、それだけでもない。
では何故か。
奥さんに時間的余裕が生まれたことで、より家事育児に参加してくれるようになったからだ。
これは奥さんの仕事が軌道に乗ったのと、仕事量を減らしたことで時間的余裕が生まれ家事に参加する時間が以前より増えたからだ。
つまり自身のシュフ業への理解者が1人いるだけでシュフの孤独は大分薄れるのである。そしてこれこそが働く側の、パートナーの役割なのである。
家事育児に参加するのはシュフを助けることにもなるが、誰からも理解されないというシュフの孤独感を解消することができる。
シュフの孤独感の正体は大人と会う機会が激減することによる、自分の仕事の大変さを共感してもらえない、理解されない孤独だからである。
これこそが働く側が家事育児に参加する本当の意義なのだ。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
働く側が家事育児に参加するということの意義
孤独感の正体が「誰からも理解されない」というものであるならば、パートナーが無理解・非協力的・頼めばやってくれるけど不機嫌になる…などというのはシュフの孤独感を強める原因でしかないということになる。
本来は一番の味方であり、シュフにとって接する機会のある数少ない大人でもあるパートナーが理解してくれないのでは、一体誰が理解してくれるのだ。
俺がシュフ業に不慣れだった時期、奥さんも仕事に不慣れで時間的余裕はなかった。
奥さんは家事育児に無理解なのではなく単に時間的余裕がなかったのは俺も十分理解していたが、あの時期に強烈な孤独感に襲われていたことを思い出すと、パートナーの家事育児への参加は本当にシュフを救ってくれるんだなぁと改めて感じる。
働くことだけがシュフを救うわけではない
また俺はブログで何度も「家事育児の大変さをパートナーが理解するだけでシュフは救われる」と書いてきた。
まず今回書いたように、孤独感はパートナーが理解者になれば解消できる。
ストレスやイライラ・余裕のなさは、大変さを理解することでパートナーが自ずと家事育児に参加してくれるようになるから解消される。
結局シュフを救うも救わないもパートナー次第ということ。
パートナーとして一番の味方の位置にいるのだから、シュフを救うのは当然だろう。
働いて収入を得るだけがシュフを家族を救うわけじゃない。
むしろそんなことよりシュフに寄り添う方がもっともっと大事であり、それこそがパートナーの一番の役割なのである。
そしてそれはそのまま夫婦仲の良さに直結し、両親の仲が良いというのは子供を育てる上でもとても重要になってくる。
働く側が家事育児に参加することで得られる効果は計り知れない。
それを無理解な層は是非理解して欲しいものだ。
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