子供が泣くと「親のしつけが悪い」と言い出す人が必ずいる。
子供が泣くかどうかをしつけでコントロールできると思っている時点で子育てしたことないんだな…と、そういう言葉を耳にするたびに心の底から思う。
幼児は泣くのが仕事
泣いている子供の多くは大体小学校に上がる前の5歳以下くらいの子だろう。
そのくらいまでの子供は泣くのも仕事の内だ。
酷いと1歳前後の泣いている子供に対して言っている人もいるが、それこそどう考えてもしつけ云々なんて次元の話じゃないだろう。
まだ言葉も離せないような子供に対して、何をどうしつけするというんだ。
子供がいてもシュフに育児を任せきりで、大して関わらないまま自分の子供が大きくなってしまうとこういう考えになる人も少なくないように思う。
固定観念の連鎖
育児とはどういうものか。
子供とはどういう存在か。
子供はどういう時に泣き、どういう時に怒るのか。
これらは実際に育児に参加しないとわからない。
「家事育児はシュフのやることで自分のやることではない」という古い考えの人や、そういう親に育てられた子供もまた「男は仕事・女は家事育児」という認識になりやすい。
子育てはコントロール不可能なことの連続
子育てとはコントロール不可能なことの連続である。
子供は朝早く起きないし、または早く起き過ぎる。
朝食を食べるのは時間がかかるし、用意した朝食を食べないこともある。
家にいたくても出かけたいと言うし、出かけようとしても嫌だと言う。
子供にもはっきりとした意思があり、自我がある。
大人がしつけできるとか、コントロールできるなんて言うのは思い上がりだ。
外ではあまり騒がないように繰り返し親が言っても、それがきちんとできるようになるのは大分先の話だろう。
育児に参加していたらこういう発言は出て来ない
コントロール不能な子供に対して「親のしつけが悪い」なんて言うのは育児に参加してこなかったと公言するようなものだ。
少しでも育児に参加すれば子供がどれだけコントロールできないか、どれだけ注意していても泣く時は泣くということがわかるからだ。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」…の選考漏れイラストより
仕事に専念するのが夫婦の片側だけで良かった時代には「家事育児はシュフの仕事」という考えも悪くはなかったのかもしれないが、時代は変わり夫婦共働きが当たり前になった。
夫婦どちらも働くなら、家事や育児も夫婦で分担するべきだろう。
そして育児に参加すればどれだけ子供が大人の思い通りになんてならないかが理解できるし、育児に参加する人が増えれば不寛容な発言も減っていくのだと思う。
育児参加者が増えれば子育てへの理解が広まる
近頃は育児に参加する男性も増え、徐々に夫婦で育児をする家庭も珍しくなくなってきたように思う。
育児に参加する人が増えるほど子供がコントロールできるものではないという認識も広まっていくことだろう。
子供や子育てに不寛容な人が育児をしたことがない人ならば、育児参加者が増えれば子育てに対する理解はより深まり、子供を育てやすい社会に繋がっていくのだ。
家事育児に参加することはパートナーの大変さを理解する第一歩だし、パートナーを助け家族の絆を深める一歩でもある。
育児は予定通りになんていかないことの連続だが、まずはそこを理解し、目の前の配偶者を助け、子育てに寛容な社会を作っていきたい。
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