最近長女があることにハマっている。そのあることとは「家族全員の朝食を作ること」である。今までも夕食の準備を手伝ってくれることはあったが、あくまで手伝いであり主体として料理をすることはなかった。
それが最近は謎の気合で家族全員分の朝食を作ってくれるのだ。朝の時間は貴重なのでこれはかなり有難い。そして朝食づくりは様々な学びがあるらしく、回数を重ねる毎に色々と学んでいる。
・毎日決まった時間に料理を作ることの大変さ
・「美味しい」という言葉の重み
・効率の良い作り方
・効率良く作る順番
・後片付けの面倒くささ
などなど。
これらは全て、言って聞かせてもピンとこないことばかりだ。実際に体験して初めて実感できる。それをまさか小学校のうちに気付くとは思わなかった。
そして特にそれ!と思ったのが家族全員が食卓に着くことの大変さ、そして重要さである。
最近長女が何故か気合い入ってて朝ごはんを全部用意してくれるのだけど、料理を作る大変さよりも、全員が席に着いてからご飯や汁物を出さないとすぐ冷めるとか、だから食卓に料理が揃い始めたらまず家族全員が席に着くことの方が重要だとか、そこを熱弁しているのが凄く良い。そこ、そこなんだよ...
— 河内瞬@主夫の日々 (@syufu_desu) 2018年11月20日
料理を出す側が食べる側に一番求めるのは「冷める前に食べて欲しい」ということ。
これが何よりも重要だ。食べる側は多少冷めても良いと思っているだろう。実際俺もサラリーマン時代はそう思っていた。自己責任だし自分のペースで食べたいから、冷めてもいいからと。
でも違うんだよ…
冷めても良いとか自分の好きなタイミングで食べたいとか、食べる側の意見は正直どうでも良い…
料理を出す側が求めるのはただ一つ「冷める前に食べてほしい」ということ。出来立ての一番美味しい状態を食べさせたくて料理を作っている。これは自己中心的でも何でもない。
冷めて良いなら全部作り置きしておくし、わざわざ忙しい夕方に夕食の準備なんてしない。昼間のうちに作って冷蔵庫にぶち込んでおくよ。そして温めて好きなタイミングで食べろと言う。
しかしそれではシュフのいる意味がない。もっと言えば結婚している意味もない。大切な家族だから、温かくて一番美味しい状態で食べて欲しいと思っているのだ。
そうならないために食べる側は、シュフが料理を並べ始めたら席に着き冷めないうちに食べる。これは料理を作ってくれたシュフに対する礼儀。なかなかやることがあって難しい場合もあるけど…今は作り手の気持ちが痛いほどわかるので長女の朝食の用意が完了しそうになったらすぐに席に着くようにしている。そして食べた後に作ってくれたことに感謝を込めて「美味しい」と言う。
実際に毎日料理を作ればわかる。いただきます、ごちそうさま、そして美味しい、という言葉の重みが。毎日料理が出て来ることを当たり前に思っていなければ、自然とこれらの言葉は出て来るはずだ。自分は何もしないのに料理が出て来るということがどれだけ素晴らしいことかがわかっていれば、冷める前に食べようと思うし食べた後に「美味しい」と言えるだろう。
毎日料理が温かい状態で出て来ることは決して当たり前ではない。シュフが苦労して毎日作るもの、それが家庭の料理なのだ。温かい料理が毎日食べられるのは幸せなこと。
それを食べる側には是非とも理解して欲しい。
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