主夫になった当初、収入が安定していないこともあり、なるべく食費にお金をかけないように生活していた。
家賃、光熱費、通信費等数々の家庭の支出の中でも一番気軽に削れるのはやはり食費だろう。
しかし振り返るとあの頃は常にどこかでイライラしていた。
余裕がなかったという方が正しいのかな。
食費を削ることが自分の行動の様々な面に影響を与えていたように感じたので書いていく。
「食べたい物を食べれない日々」
食べたいときに食べたいものを食べれない生活は、人の心を想像以上に蝕んでいく。
支出を少しでも減らすために食費を削ることは簡単だが、やはり人間の三大欲求は侮れない。
スーパーで買うものの基準を「安いかどうか」のみにすると、自分の食べたいものを我慢する生活が続く=常にどこかで我慢する生活を続けることになる。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」より
心が豊かな生活
「お金がないから仕方ない」とはよく聞く言葉だが、この世はお金が全てではない。
しかしお金がなければ生活していけないのも事実。
だから収入面に不安があると色んなところを切り詰めて少しでも生活が楽になるように努力するわけだ。
そしてその一番の矛先は一番簡単に削れる食費からであることが多い。
いつも買っている食材、果物、子供達のお菓子や自分用のデザート…
これら全て、または一部をいつもより安いものにランクダウンさせるか買わないという選択をする。
これで月に数千から数万減らせる!収支が安定する、バンザイ!
…とはならないことが多い。
食費を無理矢理削ると同時に失うものがあるからだ。
それが「心の豊かさ・余裕」だ。
人は何のために頑張るのか
・家族を養うために仕事をする。
・生活するために必要だから家事をする。
・親としての責任があるから子育てをする。
人は様々な「やらなければいけない」に追われて日々を送っているが、実はこれらはやらなければならない理由であり目的ではない。
意外と意識していない人が多いように思うが、毎日大変な仕事をするのも嫌いな家事をするのも子育てをするのも、全ては美味しい料理を食べるためではないか。
もちろん他にも目的がある人はいるだろうが、食は生活の中で毎日三度もあり、人間の生活の大部分を占めている。
というより、食欲は人の行動理由の根底にあるものだ。
だから食費を切り詰めると一気に生活から心の豊かさ・余裕がなくなってしまう。
作る側の心の豊かさ・余裕
食の豊かさは心の豊かさに直結する。
別に毎日高級料理を食べろと言っているわけではないが、食べたいと思ったものをいつでも食べれる生活で心は驚くほど豊かになるのだ。
よく当ブログでも比較に出す奥さんの仲の良い両親は、食費を全く削らない。奥さんの小さい頃から食卓には両親や奥さんの食べたいものがいつも並んでいたそうだ。
一方俺の両親はしなくても良い節約をして生活を切り詰め、いつもどこかイライラしていた。子供時代の一番の記憶は両親の夫婦喧嘩だ。
無理矢理する節約ほど自分達の首を絞めるものはない。
シュフの財布事情
仕事から報酬が発生しないシュフは、「自分は稼いでいないから支出はなるべく抑えなければならない」と思っている人も多いのではないだろうか。
食洗器の記事の時に来た反応に「稼いでいないのに自分のためにお金を使うのは気が引ける」というものがあった。それもかなりの数だ。
普段からこう思っていると、この思いが食材の買い物時に出てきてもおかしくはない。そんなことはないのだけどね…
働く側が働けているのはシュフが家事育児をこなすからだ。だから給料は夫婦二人で稼いでいると思っていいし、引け目を感じる必要などどこにもない。加えて働く側がそう感じさせるようなことがあってはならない。
真に節約しなければならないところ
実際に計算するとわかるけど、食費を削ったところでそんなに差が出るわけではない。
削りやすいからと食費を真っ先に削ろうとするけど、通信費等の固定費など他にもっと削れるところは必ずある。
日々の生活の豊かさに直結する食費ばかりを削ろうとするのは、長期的な目で見て全く得策ではないのだ。
余裕のないことが全ての元凶
今回は主夫の観点から食費にのみ焦点を当てたけど、心の余裕を奪うものは至るところにある。
その元凶を絶たなければ、いつまでも心に余裕のある生活は送れない。
余裕のある生活が送れないと家事も育児も必要以上に辛く感じてしまうことだろう。
そして辛いから家族にあたってしまい、もっと家事育児が辛くなる…
そうならないためにも「お金基準」の生活よりも「豊かさ基準」の生活を心掛けたい。豊かさを基準にするとは、お金を削ることよりも自分の心の豊かさを優先する基準でものを考えることだ。
お金基準でばかりものを考えたり判断すると、お金は残っても自分が疲弊してしまう。
時には自分の気持ちやしたいことを優先することが、結果的に家事育児の負担を減らすことに繋がるのだ。
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