「シュフの仕事は家事育児が基本である。」
この意見に異論がある人はあまりいないだろう。
こう発信しても誰も見向きもしない。何故なら「当たり前」だからだ。
では「家事育児は大変である。」ではどうだろう?
これだと意見が真っ二つにわかれる。
共感はシュフ側から多く、批判は家事育児の主担当者でない方からが多い。
それもそのはず、働く側が見る家事育児風景と、シュフが実際にしながら見ている家事育児風景は全然違うからだ。
積極的に参加しているならまだしも、ただ見ているだけでは家事育児の大変さなんてわかるはずがない。
しかしここ最近は家事育児の主担当者でない人達からも理解の反応をもらうことが少しずつ多くなってきた。これはとても喜ばしいことだ。
今までシュフが大変と言えば「それが仕事なのに何を言っているの?」というような反応が多かったから。俺が主夫になったばかりの頃なんて特にそういう意見しか出てこなかった。
今回は家事育児をしているのを見るのと実際にやるのとでは見える世界が全然違うのだということを書いていきたい。
家事育児を「見ている」のと「やる」ことの違い
俺は主夫になった今でこそ「家事育児は大変だ」と断言できるし、何が大変なのかを事細かく説明できる。しかしサラリーマン時代の俺は違った。
当時の俺は家事育児に理解のある旦那を気取っていたと思う。
あの頃の俺は何というか…とにかく思い上がっていた。
知り合いや職場の中では家事育児に参加している方だった。
家事育児は妻に全て任せて自分は仕事!という感じで、休日も一日外出する知人も多い中で休日も家事育児に参加していた自分は理解があると思い上がっていた。
だから主夫になっても「家事育児を片手間で片付けて、自分の時間を最大限に確保して自分のやりたいことに費やそう。」
そんな風に思っていた。
これが本格的に主夫になる直前までの話。
そして実際に家事育児を担当してみると、自分がいかに家事育児の表面部分しか見ていなかったのかを思い知った。
主夫になり、たった一週間で家事育児がいかに大変かを思い知ったのだ。
同時に「世間一般の認識と全然違うじゃん…」とも思った。
中でも家事育児が同時にやって来る状態は自分の想像をはるかに超えるものだった。
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「見る」止まりにならないために
サラリーマン時代の自分を振り返ると思うことは、家事育児に主体的にならないままその場の指示で手伝っていてはどこまでやっても「見る」止まりなんだということ。
働く方は文字通り外で収入を得て来ることが仕事だ。
だから家事育児に理解を示し、積極的に家事育児を手伝ってもシュフの視点にはなかなかならない。
働く側は家事育児をなんとなく手伝うだけの構図になってしまいがちだ。
主夫の視点に到達するにはシュフ並みに家事育児をやらなければならないのだが、働きながらでそれはなかなか難しい。
重要なのは指示されてから動くのではなく、次に備えて何をすれば良いか?と考え、自分も主体性をもって取り組んでいくことだろう。
家事育児を「する」方は常に複数タスク
シュフは常に家事をしながら育児をし、育児をしながら家事をする。
同時にやったことがない人には意味が分からないかもしれないが、家事育児がセットになるとは、
料理をする間に子供がグズり子供を宥めている間に鍋が噴きこぼれたり…
料理の後片付けをしている間にまた子供がグズったり…
まったく自分のペースで物事が進まなくなるのだ。
ちなみに子供は大して用がなくとも「見て見て攻撃」を定期的に仕掛けて来る。これが家事を中断する一番の理由だ。
想像して動こう
働く側の収入を確保するという役目ももちろん大変ですが、毎日家事育児の同時タスクにふりまわされるシュフも同じように大変です。
俺は両方経験しましたが、事実としてめちゃくちゃしんどい…
どっちがより大変だと議論することに全く意味はないですが、家事育児は楽だと経験しないまま言い切るのも無意味です。
そして家事育児に参加するなら常に想像力をもって動くのが良いと思います。
例えばご飯を食べたら子供が大人しいうちにすぐに食器を片付け洗う。
もし先にパートナーがお皿を洗い始めたらボーっと見ていないで子供と遊ぶとか、水切りかごの食器を拭いたり片付ける。(本当は食洗機を買うのが望ましい)
休みの日は自分が子供と公園に行ったり買い物に行くことを提案する。
もしも何をして良いかわからなかったらやって欲しい家事を聞いて、すぐ動くとかでも良いと思う。
参加する方も指示を待つのではなく先を考えて相手が助かるように動くことで、家事は驚くほどスムーズになるのです。
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