先日Twitter上で「お前が俺と同じだけ稼いだなら家事育児代わってやるよ」という意味不明な言葉を見かけました。
多くのシュフはパートナーに家事育児を代わって欲しいというより、パートナーにも家事育児に参加してくれることを望んでいるだけなので、これは初めから参加する気がない人の意見なんだろうなと思いました。
「お前が俺と同じだけ稼いだら家事育児代わってやるよ」という人はその状況になってもまず代わらない。言葉から家事育児を下に、仕事を上に見ているのが手に取るようにわかる。いざ相手が稼いでもビビって変われない小心者。最初から家事育児を尊敬して、純粋に仕事が楽しいって言えば良いのに。
— 河内瞬@主夫の日々 (@syufu_desu) August 13, 2018
ネット上では本当に好き放題書くなぁと思ったんですが、「以前旦那に言われました」という主婦の方からの反応が予想以上に来たのでどうもネット上だけでなくリアルでも言う人は存在するようです。
家事育児の大変さが徐々に認知され始めたとはいえ、いまだに無理解な人はかなりの数いるんだなと改めて思いました。
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「養っている」から偉い?
「一家の生活は自分自身の収入のみで成り立っている」「自分が家族を養っている」と、働く側は思っている方が多いようですね。
ですがサラリーマンと主夫の両方をやった俺には、これが大きな勘違いだということを知っています。働く側の家庭での役割は収入の確保であって、単に収入が発生する側の仕事をしているに過ぎません。
逆に専業シュフは収入が発生しないだけで、生きる上で必要な仕事をしています。どちらも仕事。収入が発生するかしないかの違いで仕事とみなさないのは視野が狭いと言わざるを得ません。
シュフと働く側は表裏一体だ
シュフが家の事一切をしているから、働く側は仕事に集中できます。働く側がしんどいけど頑張って働いてくれるから、シュフは家事育児に集中できます。家庭にお金を入れるのが働く側なために働いている方が偉いと勘違いしている人が多いようだけど、働く側とシュフは両方あってこそ成り立つ「お互いが表裏一体のような存在」なんです。
どちらが偉いとかはなく、どちらも欠けては成り立たないのだということをきちんと認識した方が良いと思います。特に「俺が稼いでいる!」「俺のおかげで生活できている!」と勘違いしている人は今後のためにも認識を改めた方が良いでしょう。その姿勢を将来子供にも見せることになるのですから。
やりたくないけどやっているのはシュフも一緒
誰だって報酬がなければ家事みたいな面倒くさい仕事はしたくありません。
また育児は子供が天使だという報酬はありますが、やはり明確な報酬はありません。その上重労働です。でも誰かがしなければならないからシュフはしているのです。
働く側もできれば辞めたい・転職したいと思っている人は多いと思います。仕事は面倒くさいし、つまらない仕事は本当に多いです。嫌な上司に詰められ、面倒くさい取引先に頭を下げ、さらに部下がいればそのフォローもしなければなりません。人が足りずに慢性的に長時間労働が続く職場がそこら中にあります。でも誰かが働かなければ収入がなく、生活できないから働いています。
こう書くと働く側とシュフって同じに思えませんか?働く側もシュフもお互いに仕事をしています。違いは報酬が発生しているかどうかだけです。やはりこの二つは表裏一体ということなんです。
シュフを見下すと見放される時代が来る
ネット環境が整ったことで今ではシュフも空き時間で色々と仕事をし、収入を確保する方法がいくらでもあります。自分で発信しているとわかりますが、最近はブログでパートや正社員以上の収入を得たり、イラストを受注して収入を得ている人が本当に多いです。働いている側の収入なしに生活していけるだけの収入を確保しているシュフは実は多いんです。
こう書く俺も今年から有料限定漫画を描き始め、ありがたいことに多くの方から読んでいただき、実際働いているときに迫る勢いで収入を増やしています。色々と楽はしていますが家事も育児もやった上でです。
つまり昔は外に出て働くしか収入を得る方法がなくシュフが収入を得るのは難しかったのですが、今はかなり状況が違います。働く側は今すぐシュフを対等に見ないと「不要」の烙印をいつ押されてもおかしくない状況だということです…
自分を下にする必要はありません。ただ相手を対等に見れば良いだけです。良いだけというか、これが本来の関係ですから。 何度も言いますが夫婦は対等です!
稼いでいるからどちらが偉いということはありません。長く続く夫婦生活、お互いに感謝した方が気持ち良いでしょう?
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