話は数ヶ月前にさかのぼる。
一週間のうちに、食に関する講演会、絵本の作者本人による読み聞かせ会、そして子育てに関する講演会の内容をそこに行った方から聞く機会があった。
もちろんこの三つは別々の場所で、別々の人物が行ったものだ。
共通するのは講演や読み聞かせをする人の年代が皆60~70代の男性だったこと。
しかし皆が同じことを言っていて興味深かったと同時に驚いた。
何と言っていたかというと「料理は愛情こそが全て」だそうだ。
料理は愛情って…
「添加物の入っている食品は毒」
「料理は愛情。手抜き料理で愛情のわからない子が育つ」
「子供のためを思って手間暇かけて料理を作ることこそが親の幸せ」
などなど三か所全てで「料理は愛情」と主張されていた。
俺は恐怖すら感じた。
料理は愛情っていつの時代の話?
確かに愛情を持って料理を作る人は本当に素晴らしいと思う。
そこにあるのは家族に健康になって欲しい、子供にお腹いっぱいになって欲しいという紛れもない愛情だろうから。
しかし手抜き料理で果たして愛情のわからない子が育つのだろうか?
手間暇かけて料理を作ることが親の幸せなのだろうか?
愛情って一つなのか?
もし愛情の与え方が料理一択しかないのなら、手抜き料理で愛情を知らない子が育つのは正しいのかもしれない。
しかし親の子供への愛情の与え方なんていくらでもある。
一生懸命働いて料理は手抜きをしている人は愛情不足なわけ?
そんなことあるわけない!
・子供に洋服や小物を作ってあげるのが得意な人
・全力で鬼ごっこするのが得意な人
・色んな歌を歌ってあげるのが得意な人
・お絵描きや迷路を書いてあげるのが得意な人
・たくさんの場所にお出かけに連れて行ってあげている人
・絵本を感情こめて読むのが得意な人
・子供との時間がなかなかないけどお風呂だけは一緒に入っている人、等々
色んな人色んな親がいる。皆それぞれの形で子供に愛情を注いでいる。
それを全無視して愛情表現が料理しかないと思っている段階で全くもって話にならないと思う。
俺なんて「今すぐ料理辞めたい!」と毎日思っている。
献立の基準はいかに早くできるかそれだけだし、惣菜も買えば外食にすることだって沢山あるよ。
それでも俺は子供に愛情を注いでいる自信はある!
手料理こそが愛情!勢力にはホットクックも悪の家電になるのかな?
ホットクックを作ってくれたSHARPには愛情しか感じないけどな笑
親も自由になったということ
「愛情をもらわなかった子は親になっても子育てに興味が湧かない」
「自分にしか興味のない親が増えている」
なんていう発言もあった。
自分にしか興味のない親が増えてるって言うけどそうじゃなくて、親も昔と比べて自由になったんだよね。自由に、豊かになって自分の趣味にも時間をかけられるようになったんだ。
俺も「絵を描く」「文章を書く」という趣味を親(主夫)になってから楽しんでいる。おかげで家事も育児も毎日続けられている。この趣味がなかったら毎日の家事育児に発狂していたかもしれない。
世代が違う
講演している人みたいな料理だけが愛情という世代からは全力で離れた方が良いね。それをまた親(自分達)への愛情不足と繋げるかもしれないが、そんなことは知ったこっちゃない。
正直自分の全てを子供に捧げていくなんてストイック過ぎるし、する必要がないと俺は思う。親はもっともっと自由でいいし、子育てしていたって自分に興味を持っていいはず。
こういうこと言って来る人達は現役子育て世代を叩いて何がしたいのか…
自分達が現役世代に料理を作っていたとも思えないけど。
自分の狭い世界の「愛情の与え方」しか知らないで、その行為をしていない人を愛情不足と切り捨てるのは暴力に等しいのではないかと思った出来事だった。
子育て世代は毎日それぞれのやり方で愛情をもって子供を育てている。
自分達のやり方で。
昔がどうだったかはわからないけれど、昔のやり方でないからと言って愛情がないというのは想像力がなさすぎるとしか言えないだろう。
※LINEスタンプ「専業主夫の日々」より
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