よく仕事で大事なのは「報連相」だと言われます。報告、連絡、相談のことですね。
何故「報連相」が大事なのか。それは意思疎通が上手くいくようにです。チームで動いているプロジェクトでは1人の勝手な行動はプロジェクトの失敗に直結します。
この報連相ですが、仕事だけではなく家事や育児についてもとても重要だと思います。
ところが、夫婦では仕事と違い報連相が上手くいきません。
その理由は「夫婦」だからです。同僚と違い家族である奥さん(旦那さん)には言わなくても伝わるとどこかで考えているのです。接している時間は同僚よりも短いのに…
会社にいる時間、または仕事をしている時間は1日に約10時間。忙しい職種では12時間、13時間と1日の大半を職場で過ごすわけです。これだけ長い時間を過ごしても意思疎通がきちんとできるよう密に連絡を取り合い、同じ目標に向かって仕事をします。
それに対して自宅にいる時間は一般的なサラリーマンで起床してからの1~2時間、夜帰宅から就寝まで約5時間程度だとして計7時間。そのうち夫婦で一緒に何かをする時間はどのくらいでしょうか?家事を共にする夫婦でなければ一緒の空間にいても向いてる方向は別々なことが多いと思います。
一緒にいる時間が多く同じ目標に向かう同僚達、一緒にいる時間は少ないにもかかわらず別々なことをしてることが多い夫婦。本当に報連相が必要なのはどちらか。
仕事は失敗出来ないので報連相は欠かせません。では夫婦は?夫婦は言わなくてもわかるから必要無い?
俺は夫婦にこそきちんとした意思疎通が必要だと思います。
昼間大変だった家事や子供の面白かった行動などの「報告」
子供の学校行事や勉強の進行具合、習い事の状況等の「連絡」
子育てについて不安なことや子供のことで迷っている事の「相談」
こういうのをすっ飛ばして言わなくても分かるでしょ!と怒ったりするのは我が儘だと思います。無理です。逆にこのような報告、連絡、相談を積み重ねた上でこそ相手のことを想像して動けるようになるわけなんですよ
ホウレンソウをしっかりしてお互いのことや子供のこと家庭のことをきちんと把握できてこそ相手を気遣う余裕が生まれるんです。
夫婦は家族であり、密接な関係にあるが故にどこか「言わなくてもわかる」と思いがちです。ですが、過ごした時間が長くとも言わなければ伝わりません。大前提として別の人間だし。
奥さんがお風呂の栓を抜いておいてと俺に言ったので、言われた通り風呂の栓を抜いて来た。約10分後にねえ風呂掃除した?と聞かれたから、いや風呂の栓抜いただけだよと言ったら「なんで君は言われたことしかやらないんだ」と。おどけるつもりかグーフィーの声真似だったがまぁ普通に戦争になった笑
— 河内瞬@専業主夫 (@syufu_desu) November 12, 2017
このことをきちんと認識すればすれ違い・行き違い・勘違いなどの余計なことが起こることも無くなるでしょう。
また我慢は美徳でも何でもありませんので、嫌だと思ったことは素直に言うべきです。それが夫婦円満の秘訣だと俺は思います。
感謝の気持ちも同様ですね。料理に対しての「美味しい」や「ありがとう」も言わなければ伝わりません。「言わなくても伝わるだろう」というのはエゴでしかないのです。
言わなければ相手には伝わらないのです。
夫婦に忖度は必要ありません。
言葉は共同体が意思を確認し合いより気持ちよく動くためのツールです。
夫婦間でこそより多くの会話を重ね、意思疎通を図り自分の気持ちを相手に伝えていくべきだと俺は思います。
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