今日一日の結婚式の呟きが、自分の時間を意識する良い題材になりそうな気がしたのでブログにまとめておきます。
なんだか世の中の全女性を敵に回しそうな記事が出来上がってしまいましたが自分の時間の価値を考えるきっかけになってくれればと思います。
こんな呟きをしました。
3回でもいい。「結婚式」という形式的な場に出席するのに1日拘束されるのはなかなかきついし、時には数百人を拘束するだけの価値が果たして本当にあるのだろうか?現代人の時間軸に合ってないと思う。だったらその夫婦と約束してご飯食べに行って1時間話す方がお互いにとってずっと有益だと思う。 https://t.co/b5ANJ6odXB
— 河内瞬@主夫の日々 (@syufu_desu) October 11, 2017
呟いたら結婚式が大好きという女性からリプをいただいて、それに対してはこう呟いた。
20歳そこそこのときは毎回新鮮で楽しいんだけど、20代半ばを過ぎて何度も出席を経験するとだんだん貴重な自分の時間をここに使うのか?と疑問が湧いてくるんですよね。お金もあるけどそれ以上に拘束時間が辛い。 https://t.co/ke6UGMeQYO
— 河内瞬@主夫の日々 (@syufu_desu) October 12, 2017
こんなことを書くと俺が血も涙もない冷徹人間だと感じる人もいそうなのですが、俺も20歳そこそこのときは結婚式が大好きでした。呼ばれれば必ず出席し、結婚式の日は朝からワクワクし、三次会まで全力で参加していました。余興を頼まれれば友人達と集まり一生懸命サプライズを考え、カラオケで上手くもない歌を毎晩練習したものです。
この楽しさを支えている基礎には自分の若さ(どんなに飲んでも徹夜が出来る、そして徹夜が体力的に辛くないこと)そして新鮮さ(結婚式に出席した経験が少ないため式自体が刺激的に感じること)があるでしょう。
しかし今と昔で変わったことはそれだけでしょうか?
自分の若さと結婚式の新鮮さが失われただけで、こうも行くのが億劫に感じるものなのでしょうか?
結婚式で支払っているのは「お金」ではない
結婚式に出席すると数万円の出費、二次会三次会と出席すれば出費はさらに重なっていきます。注目したいのはここ。まずその数万円を得るために自分の貴重な時間が使われている訳で、その数万円を支払った上、式に出席するとさらに一日が使われるわけです。結婚式に出席するとき、お金を支払っているように見えて、実は自分の大量の時間を支払っているのです。
お金の正体は、自分の時間の対価です。
時給だろうが月給だろうが年俸制だろうが出来高制だろうが、お金の対価には何らかの労働があり、何らかの労働を突き詰めると自分の時間を差し出していることがわかります。
貴重で有限な自分の人生の時間が姿を変えたものがお金です。
お金を支払うとは自分の時間を支払うことと同じなのです。
結婚式はご祝儀等でお金(という形に姿を変えた過去の自分の時間)を支払い、その上丸一日拘束されることでダイレクトに現在の自分の時間も支払う必要があるのです。
自分の時間の価値は人生において変わっていく
俺自身最初からこのように考えていたわけではありません。誰かの人生の幸せな舞台に支払うだの支払わないだの言うのが無粋なことだというくらいはわかっているし、20歳そこそこで結婚式の出席を楽しんでいた自分をおかしいと感じることも、結婚式を楽しみにしている人を変だと感じることも一切ありません。
変わったのは自分の時間の相対的な価値だと思います。
時間は誰しも平等に与えられますが、時間の価値は平等ではありません。
命の価値が平等かどうかは意見の分かれるところですが、時間の価値は決して平等ではありません。イチロー選手、孫正義、スティーブジョブズの時間は他の多くの人より圧倒的に価値があるでしょう。彼らと同じ価値の1分1秒を提供できる人は世界中に数えるほどしか、というよりおそらく誰もいません。
そして時間の価値は個人の中でも株価のように上下します。人生において相対的に時間の価値は変わるのです。
人生における残り時間は生きている限り減ることしかないので、年をとればとるほど基本的に時間の価値は上昇します。(年を取ると時間の体感速度が速くなるので主観的にも感じやすいと思います)
また同じ時間でも自分の能力や生産性の高い低いによって生み出せる価値が変わり時間の価値が上昇したり、逆に体力や知力・発想力が衰え価値あるものを生み出せなくなったとき、時間の価値は減少します。
俺自身、20歳の頃より今の自分の方が時間の相対的な価値が上がっている確信があります。(これは全くの主観的な話です)
ブログや絵という自分の本当に好きなものを見つけて、そのための時間が欲しい。だから家事を効率化して時間を捻出して、それ以外の時間は本当に大切な家族や友人、そして読んでくれている人との交流に使いたい。
そこまで親しくない人に使う時間が今の自分には1秒もないのです。
有限で貴重な自分の時間を死守せよ
時間を売買・取引できる Timebank(タイムバンク)というサービスが登場したり、近年徐々に時間の価値が再認識されるようになってきたと感じます。それでも無料のドーナツの行列に並ぶ人が後を絶たなかったり、まだまだ自分の時間に対する価値を低く見積もり過ぎている人は多いのではないでしょうか。
300円のドーナツ2個貰うために2時間並ぶ→自分の時給を300円だと思っているということ。自分の時間の大切さを皆もっと認識した方が良い。
— 河内瞬@主夫の日々 (@syufu_desu) October 8, 2017
ドーナツ2個を無料でもらうため1時間並ぶ人の多さ 80代男性が警鐘 #ldnews https://t.co/qyQOTKvUf6
自分の時間は価値があり、有限です。物凄く貴重なものです。そして生きている以上、息をしているだけでも減っていきます。
自分の時間の価値をもっと多くの人が認識し、自分の時間を無駄遣いしないよう、また他人の時間を無意味に奪わないよう意識していけたら人生はより豊かなものになるのではないでしょうか。
価値ある人生を。
▼お金を稼ぐのは尊い行為だということについて、俺の例を挙げながらnoteに書きました。noteで公開済みのハウツー・コラムもこの記事にまとめています。
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