環境の変化で簡単に人と人は会わなくなる。
どんなに仲が良くても、どんなに多くの時間を過ごそうとも関係ない。
ネットは人と人を繋げることを容易にしたが、結局自分が面と向かって会える人の数は今も昔もそこまで変わらない。自分の時間を割いて日常的に会えるのはほとんどが今自分の周りにいる人だし、その人達に会えているのだってたまたま同じ環境にいるからという偶然に過ぎない。
それでもかけられた言葉は心に残り続ける。
大切な人が、自分を信頼しているからこそかけてくれた言葉は、想像以上の年月自分の支えとなることもある。
俺の親は絵を描くことを無駄だと言っていた。父親は夢中で絵を描いている俺を見てどっさりスケッチブックを買ってくれたりしたが、母親が横からかける「絵を描いても無駄」という言葉は俺の頭を簡単に支配した。
認めてくれたのは友人だった。決してそんなに上手くもない俺の絵を絶賛して、くだらないギャグやなんちゃってパロディ漫画を見せれば腹を抱えて笑ってくれた。駆け出しの漫画家を見てはお前の方が面白い!絶対に漫画を描くべき!とことあるごとに言っていた。
今も絵をアップする際自信がなくても、「あいつが面白いって言ったんだから大丈夫」という安心感は俺の中に少なからずある。もう10年も前のことなのに…
最近娘が休日友達と出掛けるようになった。
土日は朝から晩まで友達と遊んでいる。平日も学校から帰ってきて宿題をやったらすぐに飛び出していく。こうやって一緒にいる時間はどんどん短くなっていくのだろう。
10年後には一緒にいる時間はさらに減っているかもしれない。
娘には心の支えとなる言葉をかけていってやりたい。
食えるとか食えないとかどうだっていいから、ちょっとでも凄いと思ったことはどんどん口に出していきたい。
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